レッドハット株式会社は8月28日、SOAプロジェクトの立ち上げを支援するサービス「Red Hat SOAソリューションスターターキット」を発表した。レッドハットのSOA製品「JBoss Enterprise SOA Platform」の購入者を対象とする。価格は100万円。
Red Hat SOAソリューションスターターキットは、SOAプロジェクトの早期立ち上げを支援するパッケージ。SOA導入の初期段階で必要になるコンサルティングサービスと、技術者向けのトレーニングをセットにして提供する。提供機関は計6日間で、これによって、SOA導入プロジェクトにおける投資効果の把握、システム環境の課題抽出、SOAに対する技術者のスキル向上などが見込めるという。
6日のうち3日間行われるコンサルティングでは、SOA導入の目的や運用に対する要件、コスト、スケジュールの制約といったユーザーの要求をヒアリング。その内容をもとに、システム環境を評価して現状分析を行い、パイロットプロジェクトの概略サービス設計など、今後の導入プロジェクトにおいて基本となる提案書を作成する。
さらに、実際に導入や運用にかかわる技術者向けのトレーニングプログラムも設計。実機を用いたハンズオントレーニングを3日間提供する。ここで作成したサンプルコードは、参照実装として、実際のSOA導入・運用に役立つという。なお、ハンズオンの対象となるSOAコンポーネントは「JBoss Enterprise Application Portal」「JBoss ESB」「JBoss Rules」「JBoss jBPM」の4種類。
■ URL
レッドハット株式会社
http://www.jp.redhat.com/
プレスリリース
http://www.jp.redhat.com/news_releases/2008/08282008.html
( 石井 一志 )
2008/08/29 16:13
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