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災害対策の管理自動化を行う「VMware Site Recovery Manager」


 ヴイエムウェア株式会社は9月16日、ディザスタリカバリ(DR)の管理自動化製品「VMware Site Recovery Manager(以下、VMware SRM)」を発表した。2008年内に国内販売を開始する。

 VMware SRMは、各社ストレージ製品のレプリケーション機能と透過的に連携して、総合的なDR管理と自動化を実現する製品。DRプランニングに伴う、設定・維持の労力やテストの困難さを解消するという。

 具体的には、復旧プランをVMware SRMから直接作成、更新することが可能。その内容をドキュメント化することもできる。また、業務を中断することなく、実際の復旧プランを使用したフェイルオーバーの自動テストを可能にするほか、復旧プロセスの自動化により手作業でのプロセスを排除。復旧プランに正確性を確保することが可能になるという。

 なおVMware SRMは、Xeon 7400番台の製品発表会で説明のあった、インテル、ネットアップ、SAPジャパン、ヴイエムウェア4社共同のDR検証プロジェクトで活用された。6コアプロセッサと仮想化技術により、20ものSAP ERPインスタンスが稼働する環境で、DRが正しく機能するかを検証。VMware SRMはそこで効率的な働きをし、あらかじめ定められた復旧プランに従って、無事フェイルオーバーが行われることが実証されたとしている。



URL
  ヴイエムウェア株式会社
  http://www.vmware.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/srm_ga.html

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( 川島 弘之 )
2008/09/16 18:46

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