株式会社アシストは9月19日、内部統制における整備・運用評価支援パッケージの新版「Tosei Vision 6.0.1」を発表した。10月1日から提供を開始する。
Tosei Visionは、「文書化」以降の内部統制の整備・運用の全評価プロセスを管理するソフトパッケージ。統制情報と評価対象部署のマッピング、評価計画の策定、評価関係者への連絡、評価結果の入力、不備の是正、進ちょく管理、評価結果の集計など、情報とプロセスの一元管理を実現する。
新版の特徴として、「全社的統制」「決算・財務プロセス統制」「IT全般統制」「業務プロセス統制」の評価を独立して行えるようになった。従来は、「全社的統制」「業務プロセス統制」の中で「決算・財務プロセス統制」と「IT全般統制」の評価を行うしかなかった旧版の仕組みを改善。それぞれを独立させることで、各統制の目的や監査時期に応じて評価計画を立てられるほか、監査人からの開示要求にも適切に対応できるという。
具体的には、これら4つの統制について、拠点・部署単位の評価、不備の是正がなされた範囲だけの評価など、きめ細かく評価計画が設定可能。複数の評価計画をまたがった集計機能も追加されたため、手作業集計の負荷を低減できるという。
また評価方法としては、2年目以降の評価業務効率化に向け、「CSA(Control Self Assessment:統制自己評価)」方式をベースに採用した。定常業務に移行される2年目以降の評価を効率化するためには、内部監査部門ではなく、業務に精通した現場担当者による評価が有効という。Tosei Vision 6.0.1では、CSAの考え方を採用することで、多くの部署を担当しなくてはならない内部監査人の負荷を軽減できるとのこと。
なお新版から、日本語、韓国語、英語の3カ国語での入力・表示に対応している。
価格は、基本ライセンスが525万円/法人、追加ライセンスが105万円/法人、保守料金がライセンス価格の20%。
■ URL
株式会社アシスト
http://www.ashisuto.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/info/news/1187570_1217.html
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( 川島 弘之 )
2008/09/19 16:55
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