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デル、災害対策設計の最適化などを行うストレージアセスメントサービス


 デル株式会社は9月29日、ストレージ設計の新アセスメントサービスを開始すると発表した。バックアップ環境の最適化や階層化ストレージの構築、災害対策の適正化などが可能になるという。

 今回デルが提供するサービスでは、ストレージの稼働情報を、ツールを用いて収集・分析するほか、ここから得られたデータと実際のファイルの内容を照合。現実に即した詳細なアセスメントを可能にする。サービスを個々に見ると、バックアップ環境のアセスメントでは、顧客企業の利用するバックアップソフトから得られる情報と、実際のバックアップ状況を分析し、データ保護要件を満たす環境が実現できているかどうかをチェック。システムの最適化を行うとともに、サーバー統合による稼働率の最適化などを踏まえた、多角的なアセスメントを提供するという。

 次の階層化ストレージのアセスメントでは、保存されているデータを、その重要度に基づいて3段階に分類。バックアップの必要性が高い重要な階層は高性能のストレージへ保存し、その下の階層は安価なニアラインストレージに保存する、といった、データの重要性にあわせたストレージシステムの配置を行っていく。3つ目の災害対策のアセスメントでは、各データへのアクセス状況を分析して、どのデータを遠隔バックアップするかを見極める。これによって、データ転送時の回線利用料を削減し、ディザスタリカバリにかかるコスト削減を目指すとした。



URL
  デル株式会社
  http://www.dell.com/jp/
  プレスリリース
  http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2008/080929?c=jp&l=ja&s=corp


( 石井 一志 )
2008/09/29 14:23

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