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富士通が消費電力レポートを提供、同社データセンター利用者に
富士通株式会社は9月30日、IT機器とファシリティが消費する電力を報告する「消費電力レポートサービス」を発表した。同社データセンターを利用するユーザーに基本サービスとして提供する。
消費電力レポートサービスは、サーバーやストレージなどや空調・電源などの付帯設備群が消費する電力を測定し、同社のデータセンターを利用するユーザーに月次レポートとして報告するもの。
昨今、企業の環境への取り組みがCSRの1つとして認知されるようになった。また、経済産業省から企業に化せられるCO2排出量報告義務の対象範囲が、大規模工場やビルに加え、賃貸ビルや使用するオフィスなどにまで広がるなど、環境保護に向けた法的な管理体制が強化されている。
2007年12月に開設した「富士通東京第2システムセンター」では、アウトソーシングサービスで培ったファシリティ・運用技術を駆使。特に電力管理については、最新の計測・管理技術を実装した電力マネジメント基盤により、ラック単位レベルの電力量管理なども実現しているという。そうした設備を基に、顧客の省電力化を支援し、また社会全体の環境負荷低減に貢献する意向。
まずは富士通東京第2システムセンターにてスタートし、2009年10月に開設予定の「富士通館林システムセンター」の新棟などでも順次提供していく予定。
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URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/09/30-2.html
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2008/09/30 15:58
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