|
部品表のデータイメージ
|
株式会社富士通長野システムエンジニアリングは9月30日、製品含有化学物質管理システムを開発したと発表した。「PLEMIA/ECODUCE」として同日より富士通が販売を開始する。
PLEMIA/ECODUCEは、ハードウェア製品を構成するすべての部品、および調剤の化学物質含有量を部品表で一元管理し、製品・ユニットごとに化学物質含有量を自動集計できるもの。
化学物質管理業務においては、特定化学物質の使用制限に関する「ELV指令」(自動車関連)や「RoHS指令」(電気電子機器関連)に続き、欧州の化学物質規制法「REACH規則」が施行されたことで、複雑さが増している。
PLEMIA/ECODUCEでは、このREACH規則に対応。さらにJAMP(Joint Article Management Promotion-consortium)が策定した、サプライチェーンにおける製品含有化学物質の適切な管理、および円滑な情報開示を目的とした「情報伝達シート」を標準機能として搭載するため、含有化学物質情報の伝達を迅速かつ効率的に行えるという。
また、調査・回答業務の進ちょく(調査依頼日・完了日など)と部材の化学物質含有量を一元管理できるため、調査・集計・回答業務が迅速に行えるほか、製品部品表の一元管理により、部品・ユニット・製品単位での柔軟な検索も可能。万が一の問題発生時にも、対象物質を含有した部品の品番や納入メーカーを即座に把握して、対処できるとのこと。
価格は400万円(税別)より。富士通では今後3年間に200社への販売をめざす。
■ URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
株式会社富士通長野システムエンジニアリング
http://jp.fujitsu.com/group/fns/
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/09/30.html
( 川島 弘之 )
2008/09/30 16:43
|