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マイクロソフト、企業内システムでも使える「Silverlight 2」 |
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Sliverlightは、クロスプラットフォーム・クロスブラウザ対応のプラグインソフト。リッチメディアの配信に対応しており、RIA（リッチインターネットアプリケーション）のプラットフォームとして利用できる。同社執行役デベロッパー＆プラットフォーム 統括本部長の大場章弘氏は、「2007年9月にSilverlight 1.0をリリースし、今回Silverlight 2を発表できる段階になった。これまでに、GyaOやYahoo!といったWebサイトで採用していただくなど、各社サービスでの利用が順調に進んでいる」と紹介した。 最新版のSilverlight 2では、DRM（デジタル著作権管理）機能を強化。同社デベロッパー＆プラットフォーム統括本部 デザイナー製品部 マネージャーの春日井良隆氏は、「これまでは、Windows Media DRMをサポートしていたが、最大の欠点はWindowsにしか対応していなかったこと。今回、次世代のDRM技術である“PlayReady”をベースとしたSilverlight DRMを実装することで、Windows以外のプラットフォームにも対応できるようになった」と、Windows MobileやMacなどでもDRM対応コンテンツが利用できるようになった点を強調した。 また、イメージデータを高速表示しながら、拡大・縮小などのインタラクティブな操作を自由に行える「Deep Zoom」も新たに搭載されている。 開発者向けの機能も強化。.NET Frameworkを基盤としたアーキテクチャに対応したことで、Silverlight 1.0でサポートしていたJavaScriptに加えて、Visual Basic、C#、IronRuby、IronPythonをサポート。既存の開発スキルやツールを使ってSilverlightベースのRIAの開発が容易になったとしている。また、標準で40種類以上のコントロールのサポート、コントロールのカスタマイズ機能なども用意されている。Webサービスとの連携機能も強化されており、REST、WS*/SOAP、POX、RSS、HTTPサービスの呼び出しをサポートしている。 Silverlight 2の開発に対応するツールとして、デザイナー向けのExpression Studio 2、開発者向けのVisual Studio 2008を用意。それぞれ11月以降に提供されるサービスパックやアドインを適用することで、Silverlight 2に対応する。
説明会には、株式会社USEN、エス・エス・ジェイ株式会社、アクセンチュア株式会社がパートナーとして出席。Silverlight 1.0から早期対応しているUSENは、11月にSilverlight 2を用いた新広告を配信することを発表。エス・エス・ジェイは、会計パッケージ「SuperStream」の新バージョンでSilverlight 2をRIAで利用することを表明した。また、アクセンチュアはSIの立場から、.NETの既存資産を生かしながら直感的なユーザーインターフェイスを提供できるSilverlight 2のメリットなどが紹介された。
なお、Silverlight 2の公開は来週中に行われる予定。 ■ ＵＲＬ マイクロソフト株式会社 http://www.microsoft.com/japan/ プレスリリース http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3550
（ 福浦 一広 ）
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