レッドハット株式会社は10月16日、LinuxベースのHPC向け統合製品「Red Hat HPC Solution」を発表した。同日より提供を開始する。あわせて、HPC計算処理での利用に限定した「Red Hat Enterprise Linux HPC Compute Nodes」を同日より提供することも発表した。
Red Hat HPC Solutionは、同社のLinux OS「Red Hat Enterprise Linux 5.2」をベースに、HPC用途で必要となる基本的なソフトウェアを組み合わせたパッケージ製品。HPCソフトとしては、加プラットフォーム・コンピューティング社の「Platform Open Cluster Stack 5」をバンドル。そのほか、ジョブスケジューラ、クラスタ導入ツール、クラスタ管理ツール、リソース/アプリケーション監視ツール、高速インターコネクト、開発ツールなどHPCシステムの導入・管理に必要なコンポーネントが統合されている。
4Wayサーバーまで利用可能で、サポートレベルにより3種類の価格を設定。サブスクリプション価格は、ベーシック(Webサイトによるサポート)が1ノードあたり年間3万2800円(税別)、スタンダード(電話・Webサイトによるサポート)が1ノードあたり年間4万2800円(税別)、プレミアム(電話・Webサイトによる24時間サポート)が1ノードあたり年間5万5800円(税別)。
同時に発表されたRed Hat Enterprise Linux HPC Compute Nodesは、HPCシステムのためにLinux OSのみを利用するユーザー向けに約10分の1の価格で提供するもの。サブスクリプション価格は、1~2Wayサーバーの場合、年間1万300円(税別)、3~4Wayサーバーの場合、年間2万500円(税別)。
■ URL
レッドハット株式会社
http://www.jp.redhat.com/
プレスリリース
http://www.jp.redhat.com/news_releases/2008/10162008.html
製品情報
http://www.jp.redhat.com/hpc/
( 福浦 一広 )
2008/10/16 11:59
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