日本電気株式会社(以下、NEC)は10月24日、イントラネット、グループウェア、業務データベースなど企業内システムに散在する情報を横断検索できる検索基盤ソフト「InfoFrame Enterprise Search」を開発し、同日から販売すると発表した。
新製品は、企業内に散在する情報資産を横断検索する基盤ソフト。情報の統制や業務システムとの連携を容易にする検索プラットフォームとしての機能を有し、1)認証システムとの連携、2)社内電話帳とナレッジシステムの情報との組み合わせ、3)RSSによるデータ連携などが可能という。
社内のWebページ・文書ファイル・業務データなどの情報検索とともに、認証システムと連携することで、部門単位・職位単位など利用者権限に応じて検索できる文書を制限することができる。
社内電話帳などと組み合わせることで、検索キーワードに関連する人物や連絡先などの情報を検索できるほか、資料の作成者や重要度に応じて知識を保有する人物・部門を見つけ出したり、関連文書を検索することも可能。
RSSによるデータ連携では、社内のRSS情報を検索・蓄積し、セミナー情報や告知などの最新情報を表示する「What's new検索」が行える。
NECでは今回の開発に先立ち、NECグループ内検索サービス「探し隊」をプロトタイプとして利用。グループ15万人規模で運用された実績があり、情報入手の効率化、ナレッジシステムの利用促進、社内情報発信活動の活性化などの効果をあげているという。製品化にあたっては、社内利用者からの機能改善要望を反映した。
価格は300万円(税別)から。NECでは今後3年間で200システムの販売を見込む。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0810/2401.html
( 川島 弘之 )
2008/10/24 11:45
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