株式会社フライトシステムコンサルティングは10月27日、PCサーバーを二重化するソフトウェアの新版「FLIGHT Total Cluster Version2.1」を発表した。11月1日より販売開始する。価格は198万円から。
FLIGHT Total Clusterは、x86/x64 Solaris に特化したサーバークラスタソフトウェア。高可用性クラスタでは要となるネットワーク監視とストレージ切り替えのノウハウを蓄積し、堅牢性を高めている。
新版では、Solaris 10がサポートするファイルシステム「ZFS」に対応。数十TB以上の大容量ストレージ環境を容易に構築でき、ZFSが持つスナップショット機能も利用できるという。さらに、ファイバチャネル(FC)だけでなくiSCSIに対応し、クラスタの共有ボリュームや共有ディスクにiSCSIストレージを使えるようになったほか、ハングアップしたサーバーを強制的に切り離して処理を継続する「フェール・ファースト・パニック」機能もiSCSI環境で利用可能。デルのストレージ「EqualLogic PS5000シリーズ」との、iSCSI環境での接続検証が実施されている。
なお今後は、サン・マイクロシステムズの仮想化技術「xVM」に対応した次期バージョンを、本年度中に発表する予定とのこと。
■ URL
株式会社フライトシステムコンサルティング
http://www.flight.co.jp/
ニュースリリース
http://www.flight.co.jp/new/266.php
( 石井 一志 )
2008/10/27 11:39
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