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日本インフォア、財務と業務のパフォーマンス向上を実現する業績管理ソリューション |
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Infor PM 10は、企業における財務と業務のパフォーマンスに関する情報を速やかに統合・分析・フォーマット化、および活用するための基盤を提供し、最適な意志決定を支援するとともに、財務と業務のパフォーマンス向上を実現する統合スイート製品。Windowsベースの共通のルックアンドフィールと、旧製品からのさまざまな拡張機能により、経営から業務にいたる運用プロセスの透明性やシステム性能を高め、プロセスの可視化を実現する。 企業戦略からビジネス計画、予算策定までを統合支援する「BPA（Business Process Application）」と、特定の業務要件に対応したデータ分析を支援する「BSA（Business Specific Analytics）」から構成されており、スイート製品としてだけでなく、特定のニーズに応じてコンポーネント単位で導入することもできる。 日本インフォア 代表取締役社長の村上智氏は、「厳しさを増す経済状況の中で、当社顧客の経営者の多くが、“経営の可視化”、“グローバル展開”、“グローバルでのITガバナンス”という3つのキーワードを経営課題として挙げている。今回提供する業績管理ソリューションは、予算管理からビジネス計画、実績比較、業績評価、そして次の経営アクションの実施まで企業業績管理サイクル全体をサポートしており、3つの経営課題すべてに対応することができる」としている。 また、新製品の販売戦略について、「当社では、日本におけるマーケット展開として、パートナー中心モデルを推進しており、業績管理ソリューションのエリアにおいては、BI専業のソリューションベンダーであるジールをサービス・パートナーに加えて、協業を進めていく。今後、単なる販売だけでなく、導入コンサルティングやサポートまで含めて、共同で営業活動を実施していく」（村上氏）方針を述べた。
具体的な機能としては、BPAは、Inforが買収した米GEACのパフォーマンスマネジメント製品「extensity MPC」をベースにしたもの。「Infor PM Planning＆Budgeting（事業計画と予算管理）」、「Infor PM Financial Consolidation（財務連結）」、「Infor PM Strategic Management（戦略管理）」、「Infor PM Forecasting（業績予測）」の4つのコンポーネントで構成される。 Infor PM Planning＆Budgetingでは、業績に影響を与えるトレンドを把握。複数のビジネスシナリオ向けのシミュレーションを行うことで、より良い意志決定を支援するとともに、戦略目標達成のためにリソースを配分し、予算策定サイクル期間の短縮を行う。Infor PM Financial Consolidationは、部門やグローバルな子会社から上がってくる財務データ統合の全プロセスを把握・管理することにより、管理連結締め処理を迅速、確実かつグローバルに実行する。 Infor PM Strategic Managementは、業務内容や個別のアクションがどのようにゴール達成に貢献するかをモニタリングし、戦略計画を実行計画、業績指標、人材リソースとリンク。企業全体で戦略計画における役割分担、コミュニケーション、コラボレーションのためのフレームワークを提供する。Infor PM Forecastingは、詳細の売り上げや関連情報を収集・分析し、過去の業績、商品トレンド、季節ごとのパターンなどの要素をもとに将来予測を作成・比較する。問題を素早く認識し、効果的な対応を行うことで、リスク低減を支援するという。 一方のBSAは、Inforが買収した英Systems Unionのパフォーマンスマネジメント製品をベースにしたもので、「Infor PM OLAP」、「Infor PM Application Studio」、「Infor PM Office Plus」の3つのコンポーネントで構成される。 Infor PM OLAPは、ハイパフォーマンスな多次元データベースによる計画、レポート、分析のためのプラットフォーム。日本インフォア製品だけでなく、ほかの業務システムなどの分析も可能。Infor PM Application Studioはレポート作成ツールで、データベースおよび電子メールやワード文書のような半構造化されたデータソースから全社レベルで情報を収集し、ナレッジを共有することができる。Infor PM Office Plusは、社内に蓄積されたデータを活用して、共通のExcelインターフェイスによるデータのレポート、分析、アクセス、操作環境を提供する。 Infor PM 10の参考価格は、1コンポーネントあたり25ユーザーで800万円から。 ■ ＵＲＬ 日本インフォア・グローバル・ソリューションズ株式会社 http://www.infor.jp/ プレスリリース http://www.infor.jp/company/news/pressroom/pressreleases/20081029
（ 唐沢 正和 ）
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