日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は11月6日、企業内のデータライフサイクル管理を支援するソフトウェア製品群「IBM Optim」の日本語対応版を発表した。11月14日より提供を開始する。
IBM Optimは、データライフサイクル管理の支援を通じて、効率的にデータガバナンスを強化できるソフトウェア製品群。効率的なテストデータ生成やテスト結果の検証を行う「IBM Optim Test Data Management Solution for z/OS」と、同製品のオプション「IBM Optim Data Privacy Solution」、データアーカイブ製品「IBM Optim Data Growth Solution for z/OS」が提供される。
このうちIBM Optim Test Data Management Solution for z/OSでは、関連性のあるデータを自動で抽出し、必要最小限のデータを用いてのテストが可能。これによってコストやワークロードを大幅に削減できるという。また、テスト結果の検証を自動で行えることから、ワークロードの削減や正確性の向上を実現するとしている。
またオプションのIBM Optim Data Privacy Solutionは、実際のデータを類似したデータへ変換し、本番同等のトランザクションを可能とするソフトウェア。これを利用すると、機密性を保持しながら本番同様のトランザクションを実現できるため、正確なテスト結果を導き出せるという。
最後のIBM Optim Products for z/OSでは、ビジネス上の意味やデータ同士の関連を保持したままのアーカイブが可能。このため、アーカイブデータへの参照要求や監査への対応をスムーズに行えるとのことである。
価格例は、System z10 BC(2098-P02)での一時払い料金の場合、IBM Optim Test Data Management Solution for z/OSが1881万8400円(税別)、IBM Optim Products for z/OSが2882万4000円(同)。IBM Optim Data Privacy Solutionは、ベース製品を含めて2444万8800円(同)となっている。
なお日本IBMでは、WindowsおよびLinuxに対応するIBM Optim製品も、年内の提供開始を予定しているとのこと。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/11/0602.html
( 石井 一志 )
2008/11/06 13:13
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