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シマンテック、仮想化を取り入れたアプリケーションストリーミングソリューション |
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Altiris SVS Professionalは、ソフトウェア仮想化ソリューション「Altiris SVS」と、米Symantecが買収したAppStreamのストリーミング配信ソリューション「Symantec Workspace Streaming」を組み合わせ、仮想アプリケーションのストリーミング配信を実現するソリューション。より早く、簡単で、管理が容易なアプリケーションの利用環境を提供する。シマンテック Altirisビジネスユニット営業部 部長の諸橋隆也氏は、「今回のソリューションは、エンドポイント（クライアント環境）の仮想化戦略を強化するもので、これによって、最新のアプリケーション環境をストリーミングで全ユーザーに提供することが可能となり、システムの安全性と信頼性の向上、クライアントの運用管理コスト軽減を図ることができる」としている。 具体的には、Altiris SVSの仮想化技術により、アプリケーションとデータを基盤のOSから隔離し、管理者側から迅速に仮想アプリケーションの配布を可能にするとともに、アプリケーション間の競合、および同じアプリケーションにおける、異なるバージョン間の競合を完全に回避。さらに、Symantec Workspace Streamingのストリーミング技術により、仮想アプリケーションを、LANおよびWAN環境におけるエンドユーザーのデスクトップに、オンデマンドでストリーミング配信する。 ストリーミングの仕組みとしては、仮想アプリケーションの実行ファイルを4KBずつ均一に分割して瞬時に配信する。起動時には、最小限のブロックのみをユーザーのシステムにストリーミング。新しい機能は必要に応じて配信され、差分更新が行われる。最終的にはすべてダウンロードし、ネットワークアクセスがなくても動かすことが可能となる。
企業向けの参考ライセンス価格は、Altiris SVS Professionalが20クライアント、「Symantec Workspace Streaming Management Suite Server」が1ライセンス、「Symantec Workspace Streaming Management Suite Server Package Studio」が1ライセンスの構成で、240万円から。導入、保守サービスなどは別途料金となる。 シマンテックでは、初年度のフォーカス市場として、従業員1000人以上のエンタープライズ市場、学校・教育関連の文教市場、テレコムキャリアやサービスプロバイダ、システムインテグレータといったSaaSプロバイダをターゲットに、パートナー企業である株式会社きっとエイエスピー、および株式会社日立東日本ソリューションズと協力して拡販を進めていく方針。 きっとエイエスピー 専務取締役の田中正利氏は、「以前からAppStreamのストリーミング製品を手がけてきたが、実は最近まであまり引き合いは多くなかった。しかし、SaaSプラットフォームのリリースに伴って、Webアプリケーションだけでなく、レガシーアプリケーションも配信を可能にしてほしいという要望が強まり、ストリーミング製品とSaaSプラットフォームの組み合わせへのニーズが高まっている」とコメント。また、日立東日本ソリューションズ 事業企画本部 本部長の宮林主則氏は、「今回のソリューションは、きめ細かく柔軟なサービスをエンドユーザーに提供できるとともに、管理コスト削減や管理効率向上を実現できる点が大きなメリット。特に教育機関に対して積極的にアプローチを進めており、ユーザーからも高い評価を得ている」と述べた。 ■ ＵＲＬ 株式会社シマンテック http://www.symantec.com/ja/jp/ プレスリリース http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20081110_01
（ 唐沢 正和 ）
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