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インフォマティカ、クラウドにも対応したデータ連携基盤「Informatica 8.6」 |
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インフォマティカ・ジャパン株式会社は11月19日、データ連携プラットフォームの最新版「Informatica Release 8.6」を発表した。 Informaticaは、データ統合エンジン「PowerCenter」、データアクセス製品「Power Exchange」など、同社製品群の総称。最新版では、データクレンジング製品の「Data Quality 8.6」と「Identity Resolution」が追加されている。
最新版では、「企業内データの統合だけでなく、SaaSなどクラウド上のデータの統合、企業間取引でのデータ統合などを実現している。また、マスターデータ管理をより強化するためにデータ品質の向上も実現している」（ブアマン氏）と紹介する。 企業内データの統合に関しては、業務データのリアルタイム統合とプロビジョニングを可能にするPowerCenter Real Time Editionを用意。「月次のバッチ処理で十分なデータもあれば、分単位・秒単位での処理が求められるデータもある。また、株式取引のように瞬時の処理が必要なものもある。Real Time Editionを追加したことで、Informatica 8.6をプラットフォームとして採用すれば、ニーズに合わせたデータ統合を選択することができる」とした。 クラウド対応については、PowerExchangeとSaaSとのデータ統合と、同社が提供するSaaS「Informatica on Demand」を利用したSaaSとのデータ統合の2つを用意。Salesforceと基幹システムのデータ統合を行うことができる。 企業間取引では、PowerCenterおよびPowerExchangeの機能を強化して対応。リアルタイム、アクティブデータのサポート、ビジネスプロセスモデリング機能、BPELオーケストレーションとヒューマンワークフローなどがサポートされている。 新たに用意されたData Quality 8.6は、顧客・製品・財務・資材・価格・注文・資産データといったあらゆるマスターデータ型に対応したデータクレンジング製品。バッチ処理・リアルタイム処理の両方に対応。PowerCenterのランタイムエンジン上で実行され、HAやグリッドなどの機能を活用した統合運用も行える。 もう一つのIdentity Resolutionは、企業や行政機関向けのアイデンティティ解析製品。グローバル・多言語に対応しており、氏名の表記など各国語で書かれたもののマッチングなどが行えるのが特長。独自アルゴリズムを利用することで、氏名だけでなく、会社名、連絡先、住所、敬称といった個人を表すデータのマッチングを一気に行える。 価格は、1100万円から。機能を限定したエントリーパックは750万円から。
■ ＵＲＬ インフォマティカ・ジャパン株式会社 http://www.informatica.jp/
（ 福浦 一広 ）
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