沖電気工業株式会社(以下、OKI)は11月25日、電子化文書を統合管理するシステム「イメージウェアハウス」を発表した。主に金融機関などでの利用を想定した製品で、同日より販売を開始する。価格は個別見積もり。
イメージウェアハウスは、書類をスキャナなどで電子化した「イメージ文書」を管理するためのシステム。営業店端末処理で使用した伝票イメージと、為替システム・印鑑システムといった集中システムの保存イメージとをシームレスに連携させることができ、文書保管・管理の効率化、コンプライアンス強化を実現する。
連携にあたっては、既存の事務集中システムから保存イメージをバッチ転送し、イメージウェアハウス側で統合管理可能。現物保存の代わりにイメージを活用できるほか、顧客情報などの重要イメージ文書を、統一したセキュリティポリシーのもとで一元的に管理していけるという。また、文書ごとに保存期間が設定できるため、登録、変更、削除といった作業を自動管理できるとのこと。加えてセキュリティ面では、改ざん防止のために電子署名とタイムスタンプを利用する。
なおOKIでは、販売開始からの3年間で、50ユーザーへの導入を見込んでいる。
■ URL
沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/
( 石井 一志 )
2008/11/25 11:48
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