日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)は12月8日、コーディング違反をプロジェクト全体で組織的にチェックできるJavaコード診断ツール「anyWarp CodeDirector」の新版、「同 V5.2」を発表した。12月10日より販売を開始する。
anyWarp CodeDirectorは、Java開発工程におけるコーディング違反を集中してチェックする診断ツール。Java統合開発環境「Eclipse」上でコード診断を行う開発者向け機能を備えるほか、「CVS」「Visual SourceSafe」「Subversion」などの構成管理ツールと連携し、自動的にシステム全体のソースコードを診断するマネージャー向け機能を搭載している。
今回の新版では、日立ソフトが社内で運用してきた実績や既存ユーザーからの要望を取り入れ、開発者が間違いやすく、バグに直結しやすいコードを指摘できるように、新たに31のルールを追加した。追加されたのは、例えば、条件式の統合ミス、リソースのクローズ漏れ、マルチスレッドについての考慮漏れといった項目で、これらの誤りを指摘することによって、より早い段階で重大なバグを発見できるため、品質の大幅な向上が図れるという。
価格は、10ユーザー版で100万円(税別)から。日立ソフトでは、anyWarp CodeDirectorについて、年間500ユーザーライセンスの販売を見込んでいる。
■ URL
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
http://www.hitachi-sk.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi-sk.co.jp/news/news546.html
( 石井 一志 )
2008/12/08 12:18
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