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NEC、人事データを基にID棚卸しが可能になった統合ID管理ソフト新版


 日本電気株式会社(以下、NEC)は12月11日、統合ID管理ソフトの新版「WebSAM SECUREMASTER/EnterpriseIdentityManager(以下、WebSAM SECUREMASTER/EIM) Ver.3.0」を発表した。同日から販売を、12月12日から出荷を開始する。

 WebSAM SECUREMASTER/EIMは、統合ID管理・アクセス管理を実現するソフト。さまざまなシステムのID管理とアクセス管理を一元化し連携することで、統制の取れた「人と権限の集中管理」を実現するという。Web型・C/S型のシステムともに、シングルサインオンで利用できるのも特長。

 新版では、内部統制における監査対応を強化するため、証跡管理機能を強化した。具体的には、人事データと業務システムのアカウントを照合して差分を分析、その記録をID管理の適正性の証拠として利用可能とする「ID棚卸し機能」と、Active Directoryと連携してアカウント管理・証跡管理を容易にする「ADアカウント管理機能」を新搭載。これにより、IT全般統制の重要項目の1つである「システムの安全性確保」が実現し、監査に関する業務負荷を軽減することが可能という。

 最小構成価格は、278万円(税別)から。NECでは、SECUREMASTERのID管理システムで、今後3年間に30億円の販売を見込む。その目標に向け、統合ID管理システムに関して専任のSI構築支援体制を、現在の50名から順次拡大するとのこと。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0812/1101.html


( 川島 弘之 )
2008/12/11 17:38

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