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レッドハット、Red Hat Enterprise Linux向け管理・運用ツールのエントリー版


 レッドハット株式会社は12月18日、Red Hat Enterprise Linux向けサーバー管理・運用ツールのエントリー製品「Red Hat Network Satellite Starter Pack」(以下、Starter Pack)を発表した。サブスクリプション形式で提供され、価格は1サーバーあたり65万円(税別)/年から。

 Red Hat Network Satelliteは、Red Hat Enterprise Linuxのパッチ一括導入を効率化する機能などを備えた、システム管理・運用ツール。同製品のサーバーを自社内に設置することにより、レッドハットのオンラインサポートネットワーク「Red Hat Network」と同等の機能を、自社内のネットワークで利用できるようになる。

 今回提供されるStarter Packは、50台までの管理に限定したエントリー製品。1サーバーあたり130万円(税別)/年で提供されている台数無制限のRed Hat Network Satelliteと同等の機能を、上限台数を制限する代わりに、1サーバーあたり65万円(税別)/年の低価格で提供するという。

 また、有償オプションの「Monitoringモジュール」や「Provisioningモジュール」を追加すれば、システム監視機能、システムの一括導入を自動化・効率化する機能なども利用可能。さらに、Red Hat Enterprise Linuxの仮想化ゲストに対するシステムアップデート、監視、仮想マシンの起動・終了といった操作も行えるようになるとのこと。価格は両モジュールとも、サーバー1台につき1万2000円(税別)/年。

 なおStarter Packの利用にあたっては、管理対象の機器ごとに、1万2000円(同)/年のManagementモジュールも別途必要になる。



URL
  レッドハット株式会社
  http://www.jp.redhat.com/


( 石井 一志 )
2008/12/18 11:47

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