株式会社ハイパーギアは12月22日、デジタル複合機のパネル操作だけでサーバー上の電子ファイルを印刷できるシステム「HGPscanMFP for e-STUDIO」を発表した。同日より出荷開始する。
HGPscanMFP for e-STUDIOは、東芝テック製のデジタル複合機「e-STUDIOシリーズ」で動作するソフト。パネル操作だけで、ファイルサーバー上のオフィス文書やPDFなどを印刷したり、スキャン文書を検索可能なPDFに変換したりすることが可能になる。
わざわざ自席のPCから印刷指示を出す必要がなく、印刷指示をした場所で出力を受け取るので、取り忘れや他人に印刷物を持って行かれる心配が少ない。紙文書をスキャンした場合は、その画像の方向や拡大表示、回転、ページ削除などもパネル上から行えるため、スキャンした文書のかすれや精度の問題もその場で確認が可能だ。
OCRエンジンとしては、マルチPDF変換サーバー「HGPscanServPlusシリーズ」と同じものを採用。スキャンした文書を検索可能な透明テキスト付きPDFにできる。また、PDF標準のパスワード設定や印刷制限のほか、設定された期間しか閲覧できない「有効期限設定」や、決められたWebサイトや共有フォルダでしか開けない「ダウンロード禁止機能」などを用いた、独自の配布制限付きPDFが生成できる。スキャン時のQRコード読み取りにも対応している。
HGPscanMFP for e-STUDIOの対応デジタル複合機は、「e-STUDIO 2330c/2830c/3520c/4520c/5520c/6520c/6530c」。外部連携オプションの「GS-1020」が必須となる。価格は26万400円で、コントローラライセンス×1、MFPライセンス×1、QRコード生成ツールライセンス×1を含む。MFP追加ライセンスは5万2500円/台。
■ URL
株式会社ハイパーギア
http://www.hypergear.com/
ニュースリリース
http://www.hypergear.com/mt/main/archives/2008/12/post_20.html
東芝テック株式会社
http://www.toshibatec.co.jp/
( 川島 弘之 )
2008/12/22 12:28
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