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Flashコンポーネントを収録した情報プラットフォーム新版「Actuate 10」


 アクチュエイト ジャパン株式会社は1月5日、リッチコンテンツBIソリューションの新版「Actuate 10」の販売を開始した。

 Actuateは、企業の情報系システムにWeb 2.0的リッチコンテンツ環境を提供する情報プラットフォーム。多彩なチャートやグラフ、インタラクティブな操作を可能にするコンポーネントの組み合わせにより、多角的な情報をビジュアルにダッシュボードに表示できる。

 また、エンドユーザー自身の手でコンテンツをカスタマイズできるのも特徴。「カスタマイズモード」に切り替えることでコンテンツをグルーピング、ソート、集計、フィルタリング、計算式の追加といった機能を使用できるという。

 新版では、動的な表現やインタラクティブ性を備えたFlashコンポーネントを収録。より活用度の高いビジュアライズされたコンテンツを構築できるという。また、マッシュアップ機能として、作成したレポートに含まれるグラフや表などのコンテンツをHTMLページに容易に埋め込むことが可能になった。

 また、多様なライセンス体系を取りそろえたのも新版の特徴。具体的には、組み込みシステム向けの「Java Components」、小規模システム向けの「iServer Express」、大規模システム向けの「iServer」を用意した。

 Java Componentsは、Javaアプリケーションへの組み込み用ライセンスで、システム構築には開発作業が発生する。最小構成価格は2万3500円/プロセッサコアから。iServer Expressは、コンテンツ生成、管理および配信機能を持つサーバーライセンス。アプリケーションサーバーや管理コンソールを同梱されるため、デザインしたコンテンツをすぐに公開できる。ただし、リクエストの同時処理数、クラスタリング機能なし、パフォーマンスチューニング機能なしといった制限が付く。最小構成価格は10ユーザーで18万円から。iServerは、同じくサーバーライセンスで、iServer Expressの制限が付かない最上位のものとなる。最小構成価格は25ユーザーで90万円から。



URL
  アクチュエイト ジャパン株式会社
  http://www.actuate.com/jp/
  Actuate
  http://www.actuate.com/jp/products/products-resources.asp?ArticleId=14104
  プレスリリース
  http://www.actuate.com/jp/company/news/press-releases-resources.asp?ArticleId=14128

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( 川島 弘之 )
2009/01/05 17:44

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