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ファイルメーカー、新UIを採用した「FileMaker Pro 10」 |
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「過去10年で最も大きな変化」
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「過去10年で最も大きな変化」とする今回のバージョンでは、画面上部に配置したステータスツールバーをはじめ、スタイリッシュで直感的な新たなインターフェイスを採用。さらに、モードを切り替えることなく変更がすぐに反映されるダイナミックレポート機能の採用、Bento 2やExcelのファイルからデータベースを作成できるなど、簡便な操作で利用できる環境を提供しているのが特徴となっている。 具体的には、ステータスツールバーでは、従来は縦置きになっていたものを横置きに一新。以前のバージョンではメインメニューからしかアクセスできなかったような、よく利用する機能を常にツールバー上に配置することで、ナビゲーションを効率化。よりスムーズなワークフローの実現や、ショートカットによる操作時間の短縮といった効果をもたらす。
「例えば、住所録では、データベースのURLを表示するウェブビューアの採用、住所からGoogle Mapsを導き出したり、ハガキのラベル印字などを簡単に操作できるようにした」（同社）という。 さらに、10種類の新たなレイアウトスタイルを用意。何度かクリックするだけでレイアウト設定できるようにした。 新たに搭載されたダイナミックレポート機能では、レポートをその場からカスタマイスすることが可能。従来のバージョンでは、グループ化したレポートを作成し、プレビューモードで閲覧できても、フィールドの変更などは、インタラクティブには反映されなかった。だが、同機能の搭載により、リアルタイムでデータ変更を反映できるようにし、操作性を改善している。
また、オブジェクトベースの5つのスクリプトトリガと、レイアウトベースの7つのスクリプトトリガを用意。フィールドのクリックやモードの変更など、ユーザーが取ると思われるアクションにスクリプトを簡単に設定することができるようになる。 加えて、SMTPを利用したeメール送信を可能としたことで、メールクライアントソフトを起動せずに、FileMaker Proから直接メールを送信できるようになった。 そのほか、SQLデータソースのサポートとして、新たにMicrosoft SQL Server 2008、Oracle 11g、MySQL 5.1 Community Editionに対応。Bentoの統合も今回のバージョンで行われ、Leopardの環境で、Bento 2への対応を図る。 また、Excel 2007データのサポートやIPv6への対応、ビデオチュートリアルを含む新たなリソースセンターの提供、クイックスタート画面の改良などの機能強化を図っている。 なお、FileMaker Server 10では、スクリプトを使ったサーバーへの直接インポート/エスポート機能のほか、PHP Site Assistantの改良によって、10項目の新たなテーマを追加したほか、iPhone用のテーマも追加した。 製品ラインは、標準モデルとなるFileMaker Pro 10（製品版の税別希望小売価格は3万8000円）、ハイエンドユーザーおよび開発者のために各種ツール群を含めたFileMaker Pro 10 Advanced（同5万8000円）、サーバーソフトのFileMaker Server 10（同12万8000円）、FileMaker Server 10の機能にインスタントWeb公開の動作、ODBC/JDBCの接続や最大999件までのFileMaker Proクライアントの同時接続を可能にするFileMaker Server 10 Advanced（同38万円）で構成される。 このほかに、アップグレード版を用意。また、VLA（ボリュームライセンスアグリーメント）、AVLA（アニュアルボリュームライセンスアグリーメント）、SLA（サイトライセンスアグリーメント）などの各種ライセンスプログラムを用意している。 ■ ＵＲＬ ファイルメーカー株式会社 http://www.filemaker.co.jp/ ニュースリリース http://www.filemaker.co.jp/news/p20090106.html
（ 大河原 克行 ）
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