エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社(エンバカデロ)は1月20日は、Ruby/Ruby on RailsによるWeb 2.0環境の最新版「3rdRail 2.0 日本語版」と、Ruby言語による開発をサポートする統合開発環境(IDE)「TurboRuby 日本語版」を発表した。
3rdRailは、RubyおよびRuby on Rails開発を効率化可能なIDE製品。プロジェクトすべての相互依存関係を可視化する依存関係ビュー機能、動的なRuby言語に対して適切な候補を表示するインテリジェントコード補完機能をはじめ、コマンドライン開発をIDE内で実現できるコマンダー機能、コードを変更せずにアプリケーション構造の変更を行えるリファクタリング機能など、RubyおよびRails開発を効率化する、多くの支援機能が搭載されている。
新版では、Rubyプロファイリング機能やRubyテストランナーなど、テストやパフォーマンスチューニングにフォーカスした新機能を搭載。高度なRuby CPUプロファイリング機能を提供するR Optimizerによって、パフォーマンスの改善も支援可能なほか、Ruby/Ruby on Railsアプリケーションの品質向上に関するサポートも強化されている。
一方のTurboRubyは、3rdRailの開発機能をRuby言語のみに限定したIDE製品で、3rdRailの廉価版ツールという位置付けになる。ユーザーはこれを利用することで、容易にRuby開発を始められ、高い生産性を実現できるという。
なおいずれの製品も今回より、年間ライセンス制を採用する。価格は、3rdRail 2.0の年間ライセンスが1万8900円、TurboRubyの年間ライセンスが9450円。
■ URL
エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社
http://www.codegear.com/jp/
プレスリリース
http://www.codegear.com/jp/article/39216/
( 石井 一志 )
2009/01/20 16:46
|