レッドハット株式会社は1月21日、企業向けLinux OSの最新版「Red Hat Enterprise Linux 5.3」を発表した。同日より提供を開始する。サブスクリプション購入済みのユーザーは無償でアップグレードできる。
Red Hat Enterprise Linux 5は、Linuxカーネル2.6.18をベースとしたOS。最大2CPUソケット/4仮想化ゲストのサーバー向けの「Red Hat Enterprise Linux 5」、CPU数/仮想化ゲストの制限のないサーバー向けの「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」、およびデスクトップ向けの「Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop」の3製品が用意されている。
最新版の5.3では、x86-64アーキテクチャの仮想化機能を、32の仮想CPU、最大80GBのメモリサポートに向上。物理サーバー側も最大126CPU、最大1TBメモリサポートまで向上している。また、Core i7プロセッサをサポート。Core i7のHTテクノロジーや電源管理の機能に対応することで、商用アプリケーションの性能向上などを実現できるとしている。そのほか、フルオープンソースのJava SE 6環境である「OpenJDK」を統合している。
テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含むサブスクリプション形式で提供。価格は、Red Hat Enterprise Linux 5が10万1640円から、Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platformが20万4750円から。Red Hat Enterprise Linux 5 Desktopが25台あたり28万8750円から。
■ URL
レッドハット株式会社
http://www.jp.redhat.com/
( 福浦 一広 )
2009/01/21 11:32
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