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ソフトブレーン、業務効率改善製品のオプションを強化-Oracle Databaseにも対応


ソフトブレーンの代表取締役社長、秋山真咲氏

活動分析レポート機能とパイプライン分析レポート機能

業務フローエンジン機能のイメージ
 ソフトブレーン株式会社は1月28日、企業の業務効率改善を支援する製品「ビジネスクロス」において、オプション機能群「ビジネスクロスツールファクトリー」(以下、ツールファクトリー)のラインアップを強化したと発表した。また今回は同時に、ビジネスクロス本体がデータベースとしてOracle Database 10g/11gをサポートしたことも発表されている。

 ビジネスクロスは、非製造部門全体の業務効率化を図るトータルサービスで、オンプレミス型、ASP型の両形式で提供される。その特徴は、「非製造部門全般において、ボトルネックを可視化し、効率化を図っていける」(ソフトブレーンの代表取締役社長、秋山真咲氏)点で、営業部門のみならずホワイトカラー全体が抱える生産性向上の課題を解決できるという。

 また、製品本体では必要最小限の機能を提供し、オプション機能を必要に応じて随時追加するコンセプトのもと、ツールファクトリーで個々の要件に応じた顧客のニーズに応えていく体制を採用しているのも特徴。今回はその第2弾として、1)活動分析レポート、2)パイプライン分析レポート、3)業務フローエンジンの各有償オプションを発表するとともに、Active Directory連携、シングルサインオン連携、自動メール通知の各無償オプションも新たに用意した。

 新機能のうち1)と2)は、ビジネスクロス上での活動を可視化する機能で、特に2)では、気になった個所をドリルダウンして細かく見られるほか、行動予定などの入力につなげることも可能。ソフトブレーンの執行役員 山崎哲詩氏は、「見るだけでなく、グラフ上から次のアクションまでつなげていける」とこの機能を説明している。

 3)は、業務の流れを明確化し、部門横断的なプロセスの管理を行えるようにする機能。モデリングツールを利用したグラフィカルなユーザーインターフェイスから簡単に設定可能なこの機能を利用すれば、全体最適の視点から部門をまたがるプロセスについてもきちんとマネージメントできるという。一方、無償オプションを利用すると、Active Directoryのユーザー/組織情報を活用したり、他システムとのログイン連携を行ったり、スケジュールやToDo、未報告の活動報告などをメールで通知させたりすることが可能だ。

 またOracle Databaseへの対応については、秋山社長が、大規模システムでの利用を見据えたスケーラビリティや、信頼性、セキュリティの高さなどを理由として説明。ビジネスクロスの販売パートナーであるユーフィット、日本オラクルと3社で、共同して市場開拓などに取り組む考えを示している。

 ビジネスクロスの価格は、基本ライセンスが6万円、参照ライセンスが2万円。ASPの場合は基本ライセンスが月額4000円、参照ライセンスが月額1300円。ツールファクトリーは、1)が月額400円/ライセンス、2)と3)が月額800円/ライセンスで、いずれも半年、もしくは1年間の契約が必要となっている。



URL
  ソフトブレーン株式会社
  http://www.softbrain.co.jp/
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.softbrain.co.jp/uploaded/497fb716a3697.pdf

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( 石井 一志 )
2009/01/28 16:29

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