株式会社日立製作所は1月30日、シンクライアントシステムを用いた情報漏えい防止ソリューション「セキュアクライアントソリューション」に、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社の「Citrix XenDesktop」を活用した「統合型」メニューを追加すると発表した。あわせて新メニューに対応したクライアント統合用管理ソフトウェア「FLORA bd Link」も発表した。
セキュアクライアントソリューションは、シンクライアント技術を活用したセキュリティPCや認証デバイス、クライアントブレードなどを組み合わせて実現する情報漏えい防止ソリューション。これまでに、1)遠隔地のシンクライアント端末から自席PCへのアクセスを実現する「ポイント・ポイント型」、2)ユーザーが1台のクライアントブレードを占有できる「ポイント・ブレード型」、3)「Citrix XenApp」を利用して複数のユーザーをサーバー上で効率的に集約できる「センター型」、の3つの接続方式が提供されている。
今回発表された「統合型」メニューは、Citrix XenDesktopが持つセンター側でユーザーのデスクトップ環境を集約する機能を活用したもの。デスクトップ環境の接続先を一元管理でき、ユーザーの利用状況に応じて最適な接続方式を選択できるのが特長。
FLORA bd Linkは、Citrix XenDesktopに同社のクライアントブレード「FLORA bd」を接続するソフトウェア。シンクライアント端末側からクライアントブレードの電源オン実行、Citrix XenDesktop管理コンソールからの管理・制御、動作状態管理などが行える。
「統合型」メニューの価格は個別見積もり。FLORA bd Linkは1万5000円(税別)/ライセンス。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2009/01/0130.html
セキュアクライアントソリューション
http://www.hitachi.co.jp/products/secure_client_solution/
( 福浦 一広 )
2009/01/30 13:13
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