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サイボウズOffice 8が販売開始、中堅企業がターゲット |
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デヂエと連携、カスタマイズ可能になった最新版
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サイボウズOfficeは、スケジュール・設備予約・掲示板・ToDoリスト・アドレス帳などが利用できるお手軽グループウェア。一方のサイボウズ デヂエは、業務に合わせたアプリケーションを自由に作れるお手軽Webデータベース。最新版の特徴は「両者が融合した点だ」（代表取締役社長の青野慶久氏）。具体的には、Office 8のメニューバーにデヂエ 8のアイコンが追加され、Office 8の機能の1つのような操作感でデヂエ 8が利用可能になった。デヂエ 8はノンプログラミングでさまざまな業務アプリケーションを自作できるWebデータベースだが、そうして作ったアプリケーションのデータをOffice 8のポータル画面に表示させることができる。 個別にみると、Office 8では、トップページの各機能パーツを自由に配置換えできる機能が新たに追加された。従来は設定ページからWebフォームを駆使して配置換えを行わなければならなかったが、ドラッグ＆ドロップによる直感的なレイアウトが可能になっている。システム管理面においては、パスワードの有効期限やけた数の制限、システム管理者による一括メール振り分け設定、個人フォルダに届いたメールの未読絞り込み、メール内容をプレビューする妙録表示機能などが追加されている。 デヂエ 8でもパスワードの有効期限やけた数制限をはじめ、Webブラウザ上で表示されているデータ書式などをそのまま活用し、Excelファイルとして出力する「.xls書き出し機能」、CSVファイルの書き出しや読み込みがコマンドラインから実行できる機能、クロス集計機能など、さまざまな機能が追加されている。
なお、両製品を利用する場合に両方のライセンスが必要となるのはこれまでと変わらないが、今回からOffice 8のみ利用可能な「基本セット」のほかに、基本セットとデヂエをセットにした「業務改善セット」も提供を開始する。同セットを購入する場合や既存のOfficeユーザーがデヂエを追加購入する場合は、両製品を別々に購入するよりも低価格で済むという。併せて、基本セットとモバイルオプションをセットにした「モバイルセット」や、すべての機能をひとまとめにした「フルセット」などもラインアップし、手軽にOffice 8プラスアルファの機能を利用できるようにしている。 基本セットの価格は、10ユーザー版が7万9800円、20ユーザー版が13万8000円など。業務改善セットの価格は、10ユーザー版が12万9800円、20ユーザー版が18万8000円など。 また発表会の翌日が節分の日ということもあり、発表会の最後には、「不況」の名を冠した鬼に対して、青野氏とボウズマンが豆をまいて追い払うという一幕もあった。青野氏は「創業して11年、東証一部上場もしてはいるが、当社も年商40億円、社員数200人の中堅企業。2008年12月には一時的に売り上げが落ちるなど、厳しい状況を進んでいるが、当社自身、新製品を精一杯活用して苦しい時代を勝ち抜き、老舗企業と呼ばれるようがんばりたい」とまとめた。 ■ ＵＲＬ サイボウズ株式会社 http://cybozu.co.jp/ プレスリリース http://www.feedpath.co.jp/topics/press/000428.html ■ 関連記事 ・ サイボウズ、Webデータベースを統合した「サイボウズOffice 8」（2008/10/15）
（ 川島 弘之 ）
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