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テクマトリックス、単体テスト機能を強化した「Parasoft C++test 7.2」


 テクマトリックス株式会社は2月9日、米Parasoft製のC/C++対応テストツール新版「Parasoft C++test 7.2(以下、C++test 7.2)」を発表した。同日より販売を開始し、2月26日から出荷する予定。テクマトリックスは携帯端末、OA機器、デジタル家電、自動車などの組み込みシステム開発に携わるようなユーザー向けに、日本国内での販売、マーケティング、日本語化、ユーザーサポートなどの活動を行う。

 C++testは、単体テスト・静的解析を自動化するC/C++対応自動ユニットテストツール。実行時例外を引き起こすテストケースと広範囲のソースコードをカバーするテストケースを自動生成し、プログラムの堅牢性を検証するホワイトボックステスト、機能性を検証するブラックボックステスト、検証時の問題の作り込みを検証する回帰テストを自動実行する。処理フローの解析により、メモリリークやゼロ除算、未初期化メモリ、バッファオーバーフローといった検出困難な問題点も、ソフトウェアを実行することなく静的に検証可能という。

 新版では、GUIから因数や事前条件、事後条件、戻り値などの設定や、CSVファイルやデータベースなど外部に保存されているデータからテストケースコードの自動作成が可能な「テストケースウィザード」を搭載。これにより単体テストの作業負荷が軽減されるという。

 加えて、テストケース単位で6種類のテストカバレッジ情報が表示可能になった。各テストケースの妥当性検証や、関連したテストケースのトレースなどが行えるため、テストカバレッジ率向上に必要なテストケースの拡張に役立つ情報が容易に得られるという。

 また、MISRA(The Motor Industry Software Reliability Association)が発表したソフト開発におけるC++言語のコーディングガイドライン「MISRA C++ 2008」に掲載されたコーディングルールも追加された。さらに「Visual C++ for Windows Mobile」や「eMbedded Visual C++」と統合して使用できるよう、開発環境のサポート拡充が図られている。

 価格は、「Professional Edition」が49万8000円(税別)、「Architect Edition」が59万8000円(同)、「Server Edition」が210万円(同)。1年間の保守サービスが含まれる。



URL
  テクマトリックス株式会社
  http://www.techmatrix.co.jp/
  プレスリリース(PDF)
  http://www.techmatrix.co.jp/products/quality/ctest/documents/news/20090209/20090209_ctest72_newslealease.pdf

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( 川島 弘之 )
2009/02/09 16:32

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