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シトリックス、マルチメディア性能を強化した「XenDesktop 3」 |
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XenDesktopは、Windows XP/Vistaのデスクトップの仮想化を実現するデリバリーソリューション。XenServer上で稼働する仮想デスクトップのほか、ブレードPCなど物理マシン上で稼働するデスクトップも配信できるのが特長。 最新版のXenDesktop 3では、高品位な仮想デスクトップを実現するCitrix HDX（High-Definition user eXperience）技術を新たに採用。同社マーケティング本部プロダクトマーケティング 担当部長の竹内裕治氏は、「従来のデスクトップの画像イメージを転送する方式と比べ、今回採用したHDXはローカルPCのリソースを利用した配信を実現した」と、ユーザーエクスペリエンスを向上させる技術であると紹介。 HDX MediaStreamは、圧縮されたストリーミングを送信してローカルPCで再生することで、マルチメディア性能を高速化する技術。これを利用することで、デスクトップ仮想化で見劣りがしていたマルチメディア機能を強化することができる。また、HDX Plug-and-Playは、MP3プレーヤーやデジタルカメラ、スキャナといったローカルのUSBデバイスに透過的に接続する技術。これを利用することで、ローカルにある周辺機器を仮想デスクトップからローカルPCと同じ感覚で利用することができる。
ユーザープロファイル管理では、Portable Profile Managerを採用。これにより、利用者がログインするたびに、ユーザー固有の情報を場所・端末を問わずに提供できるので、どこからアクセスしても同じデスクトップ環境が利用できる。 スケーラビリティの面では、最新のXenServer 5を利用することで、仮想マシンの数を従来の倍まで拡張可能になっている。そのほか、スマートカード認証に対応。Windowsベースの端末からのシングルサインオンを実現している。
XenDesktopは、1）最大10ユーザーまで無償で利用可能な「Express Edition」、2）複数サーバーのサポートとセキュアなリモートアクセス機能が用意された「Standard Edition」、3）Standard Editionにリソースプール機能、ライブマイグレーション機能、仮想デスクトップのプロビジョニング機能、デスクトップのストリーミング、ユーザープロファイル管理を追加した「Advanced Edition」、4）Advanced EditionにXenAppの機能を追加した「Enterprise Edition」、の4つのエディションを用意。各エディションの最小構成価格（5同時接続デスクトップ、メディアキット）は、Standard Editionが7万550円（税別）、Advanced Editionが18万2750円、Enterprise Editionが27万6250円。 ■ ＵＲＬ シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 http://www.citrix.co.jp/ プレスリリース http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20090224_01.html http://www.citrix.co.jp/company/press/releases/20090224_02.html ■ 関連記事 ・ 米Citrix、マルチメディアを強化したデスクトップ仮想化「XenDesktop 3」（2009/02/05）
（ 福浦 一広 ）
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