フィードパス株式会社は3月2日、SaaS型Webメール「feedpath Zebra」のバージョンアップを行ったと発表した。同日より提供を開始する。あわせて、同日より導入規模に応じた新サービスプランを開始することも発表した。
feedpath Zebraは、メールやアドレス帳、スケジューラなどの機能を統合したSaaS型のWebサービス。Internet Explorer、Firefox、SafariなどさまざまなWebブラウザで利用できるほか、Ajaxの採用によりWindowsアプリケーションと同等の操作性を実現しているのが特長。そのほか、国内3キャリアに対応した携帯電話対応サービス「Zebra for ケータイ」なども提供している。
今回のバージョンアップでは、ユーザー向け機能と管理者向け機能の双方を強化。
ユーザー向け機能としては、iPhone専用のユーザーインターフェイスを新たに用意。iPhoneに搭載されているメール・カレンダー・連絡先といったクライアントアプリケーションとプッシュ型でリアルタイムな同期を行うことができる。そのほか、タスク管理・共有が可能な「タスク」、Webクライアント上でリアルタイムにメッセージをやりとりできる「インスタントメッセージ(β)」、ファイル共有を可能にする「ブリーフケース」などが新たに用意された。
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iPhone用に最適化されたUIを用意
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iPhoneのカレンダーと同期して利用することも
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管理者向け機能としては、アカウントレベルの詳細な権限設定が行えるよう管理機能の柔軟性を向上。アカウントの追加・削除のほか、POP/IMAP利用、HTML利用、転送機能利用、添付ファイルのダウンロード制限、ディスク容量の制限など、アカウント単位で管理者が自由に設定できるようになった。また、新たに採用された「サービスクラス」を利用することで、複数のアカウントに対して各種権限を一括設定できるようになった。これにより、部課や役職といった単位でアカウントのグループ化が可能。そのほか、複数ドメインの一元管理などにも対応している。
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アカウント単位・サービスクラス単位で詳細な設定が可能
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運用状況のリアルタイム監視も可能
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同社事業推進本部 本部長の中村謙吾氏は、「数百ユーザー規模の案件が増加し、feedpath Zebraに求める機能もユーザー側の使い勝手以上に、管理者側の管理性が重要になってきていた。今回、詳細な設定まで管理画面で行えるように変更したことで、自社サーバーを運用・管理する感覚でSaaSが利用できるのが特長」と説明する。
利用規模の変化に伴い、サービスプランも大幅に変更。従来一つだった基本プランを「feedpath Zebraライト」「feedpath Zebraベーシック」の2つに分割。feedpath Zebraライトは、ユーザー数が10~49名に対応したもので、管理者向け機能やオプションで機能制限を設けた簡易型サービス。feedpath Zebraベーシックは、50名以上のユーザーに対応したもので、すべての機能が使えるサービスとなっている。
価格は、feedpath Zebraライトが1ユーザーあたり月額1000円(税別)。feedpath Zebraベーシックは、50~299名の場合で1ユーザーあたり月額1200円(税別)、300~499名の場合で1ユーザーあたり月額1000円(税別)、500~999名の場合で1ユーザーあたり月額800円(税別)。
■ URL
フィードパス株式会社
http://www.feedpath.co.jp/
プレスリリース
http://www.feedpath.co.jp/topics/press/000438.html
feedpath Zebra
http://zebra.feedpath.co.jp/
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( 福浦 一広 )
2009/03/02 13:10
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