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日本IBM、システム構築期間を通常の半分にできるDWHソリューション


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は3月3日、データウェアハウス(DWH)パッケージソリューション「IBM InfoSphere Balanced Warehouse」を発表した。同社のサーバー、ストレージ、各種ソフトと導入設置サービスを組み合わせており、短期間でDWHが導入できるという。

 IBM InfoSphere Balanced Warehouseは、DWHシステム構築のために必要なハード、ソフトを一括提供するパッケージソリューション。同社の研究所でテストした検証済みのシステムで構成されるため、通常2カ月程度かかるシステム構築期間を約半分に短縮できるという。また、検索のパフォーマンスに関するチューニングや負荷テストをあらかじめ実施しているため、予期したパフォーマンスが出ない、といったリスクを軽減できるとのこと。

 加えて、パッケージに含まれている各種ソフトのライセンスはシステム一括で提供されるため、終了期限やバージョンアップ時期の一本化を行える。さらに、BIツール「Cognos 8 BI Starter Edition」を同梱することで、レポーティングや非定型型検索にかかわる部分についても、別途作り込みをせずに利用可能としている。

 ラインアップは、顧客が必要とするデータ容量に応じて3種類を用意した。エントリーの「IBM InfoSphere Balanced Warehouse C3000クラス」では、50GBから2TBまでのデータ格納に対応。ミドルクラスの「IBM InfoSphere Balanced Warehouse D 5100クラス」は1TBから5TBまで、ハイエンドの「IBM InfoSphere Balanced Warehouse E7100クラス」は2TB以上(上限なし)のデータ格納が可能になっている。価格はそれぞれ、500万円(税別)から、4000万円(同)から、1億7000万円(同)から。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-06.ibm.com/jp/press/2009/03/0301.html


( 石井 一志 )
2009/03/03 11:41

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