日本電気株式会社(以下、NEC)は3月4日、CRM(顧客関係管理)ソフト「SugarCRM」を活用したCRMソリューションを体系化したと発表した。システム構築サービスを提供すると同時に、SaaS形式でのサービスも提供する。
SugarCRMは、オープンソースソフト(OSS)として開発されている米SugarCRMのCRMソフト。マーケティング、営業管理、顧客サポートなどの機能を持つほか、OSSとしてソースコードが公開されているため、既存のパッケージソフトと比べてカスタマイズ性に優れているという。
今回はまず、SugarCRMをベースにしたシステム構築サービスやカスタマイズコンサルティング、運用・サポートサービスを提供する。主な販売対象は中堅・中小企業で、SugarCRMの国内正規取扱店であるオープンソースCRMがソフトのカスタマイズを、NECがシステム構築、保守・サポートをそれぞれ担当する。価格は、システム構築サービスが100万円(税別)から、カスタマイズコンサルティングと運用・サポートサービスが個別見積もり。
また、迅速にCRMソリューションを活用したいユーザーなどに向け、SaaS形式での提供も行う。こちらでも、SugarCRMをベースに、各ユーザーのニーズにあわせたカスタマイズを実施することに加えて、OSSベースのCMS(コンテンツ管理システム)、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などとSaaS基盤上で連携させたサービスも、提供を予定している。なお、SaaS形式でのサービス開始は、2009年度上半期を予定しているとのこと。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0903/0401.html
( 石井 一志 )
2009/03/04 15:11
|