株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は3月4日、パートナー企業のクラウドビジネス参入を支援する「Force.comパートナー・プログラム」を発表した。同日より提供を開始する。
Force.comパートナー・プログラムは、自社のクラウドプラットフォーム「Force.com」を核としたパートナー向けプログラム。SIerやISVに対して、クラウドビジネスを立ち上げて展開するために必要な「教育」「コンサルティング」「サポート」の各プログラムを提供するという。
このうち教育プログラムは、アプリケーション開発者および技術者を対象にしたサービス。プログラミング言語「Force.com Apex Code」やユーザーインターフェイス開発技術「Visualforce」を用いた「Force.com」上でのアプリケーション開発に関して、トレーニングを提供する。また今後は、これらの基礎技術を2週間で習得可能な「トレーニングキャンプ・プログラム」も提供を予定している。
2つ目のコンサルティングプログラムでは、セールスフォースが培ったアジャイル開発手法に基づくコンサルティング方法論を、パートナーに公開、提供する。あわせて、システム開発を実際に行うパートナー向けには、設計/開発ついてのレビューを含む技術支援を固定価格で提供する「エキスパート・サービス」も開始される。
3つ目のサポートプログラムは、顧客サポート体制の整備と高品質なサポート提供を支援するための、日本独自のパートナープログラム。顧客からの問い合わせや対応履歴を共有し、Force.comに関する問い合わせも含めて、パートナー企業自身が迅速に問題に対応できるよう支援する。一方ISVパートナー向けには、Force.com上での開発を技術サポートする「パートナー・テクニカル・サポート」が提供される。
■ URL
株式会社セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/
( 石井 一志 )
2009/03/04 16:36
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