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アイログ、RIAをグラフィカルに可視化する「Elixir 2.0」-4つの部品を追加


 アイログ株式会社は3月4日、Adobe FlexおよびAdobe AIR向けの可視化グラフィクス製品の新版「IBM ILOG Elixir 2.0」を発表した。

 IBM ILOG Elixirは、ユーザーインターフェイス(UI)用コントロールセット。Webブラウザとデスクトップに対して、例えば、製造業や財務向けのダッシュボード、人事管理の操作画面、データ分析やBI用の表示画面など高機能で見栄えのよいRIA(リッチインターネットアプリケーション)を短期間で構築できる。また、Adobe FlexおよびAdobe AIR向けのEclipse統合開発環境「Flex Builder」に統合されているため、開発者は使い慣れた環境で特別な学習を必要とせずに開発作業が行えるのもメリット。ほかのFlexコンポーネントと同様、Flex Builder内でIBM ILOG Elixirコンポーネントをドラッグ&ドロップで操作することが可能という。

 新版では、既存コンポーネントの「3Dチャート」「ゲージとダイアル」「ベクター方式マップ」「組織図」「リソース・ガントチャート」「ツリーマップ」「レーダーチャート」に加え、新たに「カレンダー」「ヒートマップ」「タスク・ガントチャート」「OLAP(オンライン分析処理)とピボット・チャート」の4種が追加された。

 インタラクティブな編集機能を備えた「カレンダー」機能によって、独自のスケジュール共有アプリケーションが開発でき、「タスク・ガントチャート」で多機能なプロジェクト管理画面を開発できる。また「ヒートマップ」を利用すると、大規模なデータセットを可視化して、複数の地域にどう広がっているか分かりやすく見せることが可能。「OLAPとピボット・チャート」では、データのクラスタ化やドリルダウンを行いながら、大規模なデータセットやトレンド、異常値を視覚的に分析するチャート表示が実現するという。

 なお、既存コンポーネントの7つにも各種拡張が図られている。



URL
  アイログ株式会社
  http://www.ilog.co.jp/


( 川島 弘之 )
2009/03/04 18:15

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