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大塚商会など4社、Windows/Linux混在環境の運用を支援する仮想化ソリューション


 株式会社大塚商会、サイオステクノロジー株式会社、ノベル株式会社、マイクロソフト株式会社の4社は3月5日、中堅企業向けの仮想化ソリューション「OS統合ソリューション(仮名)」の提供で協業すると発表した。4月1日の提供開始を予定する。

 今回提供するソリューションでは、WindowsとLinuxの混在環境を仮想化技術によって統合し、導入・運用コストの約3割減を目指すという。仮想化技術としてはマイクロソフトのHyper-Vを用いるほか、Hyper-Vの仮想化ゲストOSとしてノベルの「SUSE Linux Enterprise Server」を利用する。

 4社ではこのソリューション提供にあたり、Web/メールサーバーにLinuxを使い、基幹業務システムでWindowsを使うといった混在環境でも効率のいい管理を行えるよう、Hyper-VとSUSE Linux Enterprise Serverの組み合わせで、正式サポートとパフォーマンスの最適化を実施。System Center製品による、混在仮想化環境の一括管理などを可能にしたとのこと。各社の役割としては、大塚商会が導入前の事前コンサルティングから構築、サポートまでを対応し、サイオス、ノベル、マイクロソフトの各社は技術支援を行う。

 なお大塚商会ではこのソリューション提供にあたり、マイクロソフトの認定資格「Hyper-V 導入アドバイザ」の取得者を400名育成して、Hyper-Vを活用したシステム構築提案を強化する。あわせて「たよれーる」サービス&サポートに専用のメニューを用意するなど、サポート体制を拡充。さらに、マイクロソフトから、SUSE Linux Enterprise Serverのサポート利用証書の提供を受ける。



URL
  株式会社大塚商会
  http://www.otsuka-shokai.co.jp/
  サイオステクノロジー株式会社
  http://www.sios.com/
  ノベル株式会社
  http://www.novell.com/ja-jp/
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/release/2009/090305.html


( 石井 一志 )
2009/03/05 16:45

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