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日本IBM、System zシリーズ向けの仮想テープライブラリソフト


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は3月10日、メインフレーム「IBM System z」で仮想テープライブラリ機能を利用できるようにするソフト「IBM System Storage VTF Mainframe V3.0」を発表した。z/Osのユーザーが対象となる。価格は1750万800円から。

 近年、ディスクストレージをテープライブラリのように利用する仮想テープライブラリが盛んに利用されるようになったが、IBM System Storage VTF Mainframe V3.0は、z/OSのユーザーに対してこの機能を提供するソフト。これまでテープライブラリを利用していたユーザーは、このソフトを利用すると、従来よりも高速なデータ保存を実現できるという。

 仮想テープドライブは最大256台までサポート可能。仮想テープカートリッジの本数には制限がなく、接続されたディスクストレージの物理容量いっぱいまで、容量を割り当てられるとのこと。また、「Parallel Access Tape(PAT)」技術により、複数のサーバーから同時に1つのディスクストレージを読み出せるようになった。これによって、1つのディスクストレージを複数のサーバーで共有し、同時に仮想テープライブラリとして接続することができる。

 最小構成価格は1750万800円(容量1TB)から。出荷は3月17日に開始される。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-06.ibm.com/jp/press/2009/03/1001.html


( 石井 一志 )
2009/03/10 16:09

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