日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は3月12日、SAPアプリケーションの運用管理導入コンサルティングサービスを開始すると発表した。「Rapid Solution Managerサービス」と「運用管理導入サービス(サービスデスク、変更依頼管理)」の両サービスを、同日より順次提供開始する。
新サービスのうちRapid Solution Managerサービスは、SAP Enterprise Support契約を受けるために必要な「SAP Solution Manager」の導入・設定を迅速に行うためのサービス。導入ノウハウを生かした独自のテンプレートをベースとすることで、迅速かつ確実に導入・設定を実施できるという。具体的には、基本設定、ビジネスプロセス設定、サービスデスク設定を標準で行うほか、インストール、SMD(Java環境の診断)設定をオプションで提供する。価格は102万9000円からで、3月12日より提供を開始する。
一方の運用管理導入サービス(サービスデスク、変更依頼管理)は、SAP Solution Managerを中核とするサービスデスク機能と変更依頼管理機能を、ITILをベースとして、効率よく導入するサービス。サービスデスク機能では、SAPシステムと連携し、問い合わせ管理や問題対応を効率的かつ迅速に実施可能。また変更依頼管理機能では、変更管理とリリース管理を可視化するため、監査への対応も行えるとしている。5月中旬のサービス開始を予定し、価格は現段階では未定。
なおいずれのメニューにおいても、サービス開始前にユーザー企業の運用環境や運用要件をアセスメントした上で、期間と価格を提示するとのことである。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2009/fy09-069.html
( 石井 一志 )
2009/03/12 11:27
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