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日立電サ、機器障害時の初期対応を代行するサービス


 日立電子サービス株式会社(以下、日立電サ)は3月16日、企業の障害対応を支援する「コンパクトMVS(マルチベンダサポートサービス)」を発表した。同日より販売を開始する。

 コンパクトMVSは、ICT機器に障害が発生した場合の初期対応を支援するサービス。障害時の申告窓口が異なるマルチベンダー環境において、機器障害の受付や初期対応を日立電サが代行する。対象はPC、プリンタ、ネットワークなどオフィス周辺のICT機器で、ベンダーを問わず同社の窓口が一括して受け付けるため、ユーザー側の負担を軽減できるという。

 メニューは、タイプ1とタイプ2の2つを用意した。タイプ1は、ユーザーに代わってベンダーに対し保守コールを行うサービス。一方のタイプ2は、予備機をユーザー企業から預かり、障害発生時に配送するサービス。故障機については、ユーザーから送られた後で、保守ベンダーへ修理依頼を行う。なおタイプ1/タイプ2とも、障害状況や対応履歴についてはインターネット上の専用ポータルで提供するため、対応内容などは随時確認できるとのこと。

 価格は運用経費と一時経費からなり、タイプ1の場合、運用経費が月額189円/台、一時経費が6万3000円より。タイプ2では、運用経費が月額735円/台、一時経費が12万6000円より。タイプ1は1台から、タイプ2は50台から契約できる。

 またオプションとして、ソフトウェア/ハードウェアの取り扱い方法やトラブルなどについての対応を行う「Q&Aサービス」も提供する。タイプ1とセットの場合、運用経費が月額525円/台、一時経費が7万5600円より。タイプ2とセットの場合は、運用経費が月額945円/台、一時経費が13万8600円より。

 日立電サでは、今後2年間で10億円の売り上げを目標としている。



URL
  日立電子サービス株式会社
  http://www.hitachi-densa.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi-densa.co.jp/news/2008/20090316.html


( 石井 一志 )
2009/03/16 16:50

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