株式会社日立システムアンドサービスは3月17日、同社の情報・知識共有基盤「InWeave」シリーズにおいて、蓄えられた知識の分類・分析などの機能を付加した「InWeave Collaboration / Standard Edition」、企業内外の文書の統合検索を実現する「InWeave Search」を追加すると発表した。3月30日より販売を開始する。
InWeaveは、SNSやブログなどのソーシャルウェアを用いて、企業内の業務知識やノウハウ、個々の従業員がもつ経験や知恵などを活用するための情報・知識共有基盤を提供する製品。2008年10月にSNS、ブログ、Wikiを統合したコラボレーション基盤「InWeave Collaboration / Basic Edition」の販売を開始している。
今回発表されたInWeave Collaboration / Standard Editionは、コラボレーション基盤に加え、蓄えられた知識の有効活用を支援する知識管理基盤も構築できる製品。利用者ごと・全利用者などを対象に、蓄積した記事の分析を行うことで、各記事の特徴的なキーワードを抽出。これを出現頻度の高いキーワードと、そのキーワードと同時に使われる関連キーワードを分類することで、注目キーワードのランキングやおすすめ情報を表示することができる。また、参照記事に類似した記事の検索や、蓄積情報を元にメンバーの人脈ネットワークをビジュアルで表示することも可能。価格は126万円(100ユーザー)。出荷開始は6月29日。
InWeave Searchは、同社の全文検索技術を活用して、企業内外の情報の統合検索と、RSSリーダー機能を実現する製品。おすすめ情報にコメントをつけてメンバー間で共有したり、新着情報をポータルに表示したりといったプッシュ型での利用にも対応している。Lotus Notes/Domino、Oracle Database、SQL Serverなどのグループウェアやデータベース、ファイルサーバー、インターネット・イントラネットの各種コンテンツの検索が可能。価格は210万円(100ユーザー)。出荷開始は4月1日。
■ URL
株式会社日立システムアンドサービス
http://www.hitachi-system.co.jp/
プレスリリース
http://www.hitachi-system.co.jp/press/2009/pr090317.html
製品情報
http://www.hitachi-system.co.jp/inweave/
( 福浦 一広 )
2009/03/17 16:55
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