株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)とビズソフト株式会社は3月31日、経済産業省が進める中小企業向けSaaS活用基盤「J-SaaS」において、業務ソフトをSaaS形式で提供する「奉行 for J-SaaSシリーズ」「ツカエル J-SaaS版」を提供すると発表した。いずれも同日より提供を開始する。
今回提供されるのは、しっかりと業務ソフトを利用したいユーザー向けの奉行 for J-SaaSシリーズと、とにかく手軽に始めたいユーザー向けのツカエル J-SaaS版。いずれも小規模事業所に最適化された機能を備えており、自計化による会計力・経営力の向上を支援するという。
このうち奉行 for J-SaaSシリーズでは、SaaSの利点である定額/低コストと、Windowsアプリケーションによる高パフォーマンスを両立させた「Hybrid SaaS」を採用。利用者を支援する操作ガイド機能や、インターネットを使った情報提供、問い合わせ対応などを行う「OBC Netサービス」などによってユーザーを支援する。ラインアップとしては財務会計サービス「勘定奉行 for J-SaaS」、給与計算サービス「給与奉行 for J-SaaS」、インターネットバンキングサービス「OFFICE BANK for J-SaaS」が用意された。価格はいずれも4980円/月。
一方のツカエル J-SaaS版では、小規模事業所に必要な機能を網羅しつつ、簡単でシンプルな操作感を実現した。また、申し込んだ月とその後2カ月間、フル機能が試用できるほか、月額利用料金を抑えるなど、手軽に始められる仕掛けを用意している。ラインアップは、会計サービス「ツカエル会計J-SaaS版」と経理サービス「ツカエル経理J-SaaS版」の2つで、ともに最新パッケージ製品と同等の機能を備えているとのこと。価格は前者が2730円/月、後者が2100円/月で、割安な一括年額払いも可能になっている。
■ URL
株式会社オービックビジネスコンサルタント
http://www.obc.co.jp/
ビズソフト株式会社
http://www.bizsoft.co.jp/
ニュースリリース
http://www.obc.co.jp/news/release/news_090331.html
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