サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)は4月9日、データレプリケーション機能を提供する製品「DataKeeper for Windows Cluster Edition(以下、DataKeeper for WCE)」を発表した。高価な共有ディスクを使用せずにデータレプリケーションを行えるのが特長。4月9日より販売開始する。
DataKeeper for WCEは、Windows Server 2008 Failover Cluster(以下、Failover Cluster)のAPIを利用し、データレプリケーションとシステム障害時のフェイルオーバーを可能にする製品。リアルタイムにデータを分散、保全することが可能で、さらにシステムに障害が発生した場合に、自動でシステムの切り替え・復旧が行える。
サイオスでは「通常、Windows Server 2008の機能の1つであるFailover Clusterは、共有ディスク構成が必須となっているため、専用のハードウェアが必要であったり、WAN環境での使用に制限があったりした。が、DataKeeper for WCEを利用することで共有ディスクが不要となり、低コストでクラスタシステムが構築できる」としている。
また、DataKeeper for WCEのレプリケーションは「同期モード」「非同期モード」の両方に対応するため、非同期モードを使って遠隔地へのデータレプリケーションも実現する。遠隔地に最新のデータを保持しておき、災害時にサーバーを切り替えることで、災害対策としても利用が可能だ。
価格は60万円だが、4月9日の発売日より2010年3月末まではキャンペーン期間とし、39万円で提供する。
■ URL
サイオステクノロジー株式会社
http://www.sios.com/
プレスリリース
http://www.sios.com/news/press20090409.html
( 川島 弘之 )
2009/04/09 16:43
|