日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は4月13日、内部統制運用テスト支援システム「iCOT Assistant Ver.02-02」を発表した。4月15日に販売開始する。
同製品は、内部統制2年目のテスト・評価作業を効率化する製品。対応初年度に挙がったユーザーの要望を採り入れ、運用上の課題解決に役立つ機能を拡充したのが特徴。初年度で確立された運用手順を変更することなく、柔軟にシステム化することが可能という。
具体的には、初年度に作成したリスクコントロールマトリクス(RCM)や管理台帳を基に、テスト計画・準備段階に必要な、整備状況評価や運用状況評価のテスト調書を自動作成する。RCMなどの書式を変更せずに活用できるため、大量のテスト調書のひな形をゼロから作成する手間が省けるという。
テスト実施段階においては、大量のテスト対象単位の進ちょくや結果の管理が手間となるが、同製品ではRCMからテスト環境を自動生成。テスト対象単位のデータ保管庫を提供することで、テスト結果(調書や証票)をドラッグ&ドロップで登録できるなど手軽な運用を実現する。また進ちょく情報は、Excelシートによる一括更新や専用画面からの個別入力など、状況に応じた対応が可能という。
評価(集計・報告)段階においては、複数のテスト調書を一括して取り込み、必要な条件による絞り込みを行うことで手間を削減。集計・分析に利用できる基礎データを出力することで、社内や監査法人への提出用書類の作成が容易になるという。
ライセンス体系も従来のCPUライセンスからユーザーライセンスに変更したことで、導入しやすくなったとアピールする。価格は20ユーザーで367万5000円から。
■ URL
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
http://hitachisoft.jp/
ニュースリリース
http://hitachisoft.jp/news/news090413.html
( 川島 弘之 )
2009/04/13 12:12
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