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べリングポイント、国際会計基準の適用で生じる負担を診断するサービス |
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ベリングポイント株式会社は4月13日、国際会計基準（IFRS）の適用で生じる課題・コストを短期間で診断するサービス「IFRSクイックレビュー」を発表した。同日から提供開始する。 IFRSとは、国際会計基準審議会（IASB）が作成する「国際財務報告基準」のことで、国際的な単一会計を実現するもの。会計基準は、これまで米国、欧州、日本などで異なるルールが適用されてきた。ところがルールが異なると、同じ財務諸表でも日本企業と外国企業との比較ができず、業績の良しあしを判断しづらいなどの問題があった。 こうしたことから、欧州を中心にIFRSの世界普及がスタート。すでに欧州連合（EU）やオーストラリアを含む100カ国以上で導入され、米国会計基準（GAAP）を使う米国でも、2014年以降にIFRSを段階的に義務付けるかどうか検討が開始されている。これに伴い、日本でも真剣にIFRSの吸収、あるいは受け入れを検討すべきという機運が高まり、2011年までに共通化するという動きも出てきたのだ。しかし、IFRSは日本の伝統的な会計基準とは相違点も多く、実際に導入する企業においては、プロセスの変更などに迫られる可能性がある。 そこでIFRSクイックレビューでは、1）業務プロセス、2）システム、3）組織、4）内部統制、5）教育制度、6）管理会計の6つの視点から、IFRS適用で生じる負担（課題とコスト）を診断するという。 業務プロセスにおいては、IFRSベースのグループ会計基準を仮設定し、日本基準との差異を把握した上で、業務プロセスの変更にかかる負担を診断する。システムの観点では、システムへの影響を把握し、帳簿方式の見直しやアドオン開発に負担を診断し、組織の観点では、組織の見直しや新たに必要となる組織構築にかかる負担を診断する。内部統制の観点では、評価範囲の変更や必要な統制の構築にかかる負担を診断し、教育制度の観点では、経理スタッフ育成や教育制度構築にかかる負担を診断。管理会計で、予算管理制度や業績評価制度など管理会計に与える影響を診断する。 コンサルティング期間は1週間で、価格は300万円を想定。同社では、今後1年間で30社への展開を目指す。 【お詫びと訂正】初出時、価格は3億円と記載しておりましたが、プレスリリースに誤りがあったため修正致しました。正しくは300万円となります。 ■ ＵＲＬ ベリングポイント株式会社 http://www.bearingpoint.co.jp/ プレスリリース http://www.bearingpoint.co.jp/portal/site/japan/menuitem.5f2134641a23724bad496d10856106a0?vgnextoid=17194e2723f80210VgnVCM100000de03620aRCRD&vgnextchannel=3f8da16349ff1110VgnVCM100000de03620aRCRD
（ 川島 弘之 ）
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