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コムスクエア、Linuxベースによる大規模CTI受付システムを開発
ローソンチケットアンサーシステムで本格稼働
株式会社コムスクエアは、Linuxベースによる大規模CTI(Computer Telephony Integration)受付システムを開発し、株式会社ローソンチケットのIVR(音声自動応答)チケット電話予約サービス「ローソンチケットアンサーシステム」に採用され、本格稼動したと発表した。
今回開発されたシステムは、株式会社NTT-MEがVOCALNETのブランド名で提供している米国NMS社製音声ボードを採用。コムスクエアによると「2002年2月に音声ボード対応の開発環境Natural AccessにLinuxバージョンが加わり、CTIの分野でもLinuxベースでシステムの構築が可能となった」という。
また、今回採用されたシステムについては「稼働開始以来約6カ月間の実地運用の結果、1000回線以上が同時に使用されるような大規模受付の負荷にも十分対応でき、また長期にわたって一切の定期再起動なしで安定的にサービスを提供できることも確認した」という。
ローソンチケットは今回の採用により、営業エリア別に全国主要都市6カ所に分散されていた旧チケット予約システムを1カ所に統合し、各営業所からWeb画面上で受付音声を設定できるようになったため、各所個別に必要とされていたシステムが不要になり固定費の大幅削減を実現したという。また、ナビダイヤル経由での顧客のアクセスに対して、発信者番号の取得、予約回数の制限、特定番号受付拒否等の機能を持つ。さらにクレジットカード決済による即時決済機能を搭載することにより個人が特定でき、転売目的の不当な大量確保やキャンセル発生を効果的に防止できるという。
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URL
株式会社コムスクエア
http://www.comsq.com/
ニュースリリース
http://www.comsq.com/press/nr20030922.html
株式会社ローソンチケット
http://www.lawsonticket.com/
( 編集部 )
2003/09/22 20:53
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