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ミラクル・リナックス、韓国のセキュリティ開発会社ほかとの提携を発表
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セキュアOSソリューション「HiZARD」を10月出荷
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左からSecuBrain Co.,Ltd. President/CEO Lee Bryan氏、ミラクル・リナックス株式会社代表取締役社長 佐藤武氏、GeneVic Co.,Ltd.CEO Han Hoon氏
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ミラクル・リナックス株式会社は9月25日、韓国のSecuBrain Co.,Ltd.、GeneVic Co.,Ltd.の2社との提携を発表した。今後はe-Japan構想、韓国政府のIT化に向けたセキュアなOS環境の提供を目指した技術提携、共同製品検証、相互製品取引、共同でのマーケティングを行い、アジア市場、特に中国へ向けてエンタープライズ分野でのLinux製品の拡大を図っていく。
ミラクル・リナックスでは、SecuBrain開発のセキュアOSソリューション「MIRACLE HiZARD」の日本での独占販売権を取得し、Linux版の出荷を10月20日より開始する。価格は1ノード80万円で、Windows版、Unix版も年内に出荷する予定。一方SecuBrainは「MIRACLE LINUX」の韓国語対応を行い、来年初頭を目標に、韓国の政府関係機関やエンタープライズに向けた販売を行う予定。
SecuBrainは、サーバーセキュリティソリューションの開発を行っている韓国のベンチャー企業。
2001年に設立され、韓国内では情報セキュリティ分野をリードする企業として短期間で成長した。同社が開発した「Hizard」は、韓国の情報通信部、警察庁などの政府機関や金融機関などへの出荷実績があり、同技術によるASPサービスなども手がけている。
GeneVicは、今回の提携ではMIRACLE HiZARDの日本ローカリゼーションに関する支援を行った。今後は両社間のインタプリタとしての役割を担う。
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MIRACLE HiZARDのアクセス制御管理画面
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MIRACLE HiZARDは、外部からのバッファーオーバーフロー攻撃などを防ぐアンチハッキング、内部からの情報漏洩を防ぐユーザーレベルでのアクセス制御、複数サーバーの運用管理を容易にするGUI管理の各機能を備えたセキュアOSソリューション。IDS(侵入検知)のようなパターンマッチングではないため、未知の攻撃手法に対しても防御が可能となっている。アクセス制御はロールベースの管理ができ、GUIで非常に容易な管理が可能なため、「明日からでもすぐ使えるのが特徴」(ミラクル・リナックス技術本部長 小田切耕司氏)とのことだ。管理コンソールはWindows版のみでの提供となる。ただSecuBrainのLee Bryan氏によれば「Linux版の計画は現時点ではないが、開発は難しいものではないので日本で市場ニーズがあればすぐ提供できる」とのこと。
■ URL
ミラクル・リナックス株式会社
http://www.miraclelinux.com/
SecuBrain Co.,Ltd.
http://www.secubrain.com/
GeneVic Co.,Ltd.
http://www.genevic.co.kr/
プレスリリース
http://www.miraclelinux.com/pressroom/details/2003092501.html
「MIRACLE HiZARD」
http://www.miraclelinux.com/products/hizard/
( 編集部 )
2003/09/25 14:39
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