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富士通、ユビキタス環境でのSFAソリューションをデモ

~CEATEC JAPAN 2003会場レポート

リアルタイムSFAソリューションのデモ風景

PDAに配信される顧客情報の例
 10月7日より幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2003」の富士通ブースでは、RFIDとPDAを活用したユビキタスな環境で実現するSFA(Sales Force Automation)の一例を「リアルタイムSFAソリューション」と題してデモが行われている。

 SFAとはPCやネットワークを使って企業の営業部門を効率化すること。従来は必要に応じて各自がPCなどの端末に向かってデータベースにアクセスし、顧客情報や在庫状況などの情報を手動で集める必要があった。富士通はこれをRFIDを利用することにより、情報の入出力を自動で行い、無線LANとPDAでどこでも情報を参照することが可能になるという。

 デモは小売店を想定したもの。顧客のメンバーカードなどにRFIDを埋め込まれており、顧客が店舗入り口のRFIDリーダが内蔵されたゲートを通った際に識別情報が本社のナレッジサーバーに送られ、顧客の情報を照会し、無線で各店員のPDAに配信する。店員はPDAを参照して、顧客の購入履歴や、その顧客の年代のトレンド、商品の在庫状況などの情報を参照しながら接客することができる。接客後すぐに接客から得られた情報や所感などのフィードバックをPDAに入力してナレッジサーバーに送る。

 これはほんの一例だが、すでに実用化に近い段階まで来ており、化粧品販売など顧客情報やトレンドなどの情報を即座に必要とされるところで実験が進められているという。



URL
  CEATEC JAPAN 2003
  http://www.ceatec.com/ja/2003/
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/


( 朝夷 剛士 )
2003/10/09 12:49

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