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インフォコムなど7社、コンソーシアム方式で次世代ERP事業を立ち上げ
インフォベック 代表取締役 三浦進氏
インフォコム株式会社は10月16日、同社が発起人となって、次世代ERP事業をコンソーシアム方式で立ち上げると発表した。これに伴い、同事業の母体として、インフォベック株式会社を10月1日に設立した。インフォベックは、日本市場に適合したWebベースの統合ERPパッケージを開発し、同製品のマーケティングなどを行う。製品第1弾のリリースは2004年5月を予定している。
今回コンソーシアムに参加するのは、ITエンジニアリング、インフォコム、ウチダユニコム、オリンパスシステムズ、ジェイアール東日本情報システム、ニチメンコンピュータシステムズ、日商エレクトロニクスの計7社で、ユーザー系システム企業を中核としている。インフォベックは開発した製品をこれらの参加企業に提供し、顧客への販売やカスタマイズは、各企業より行われる。
今回開発されているパッケージは、従来のERPパッケージの持つ財務会計、販売管理、人事・給与管理などに加え、BIや電子承認、電子商取引(EC/EDI)の機能を標準で装備しているのが特徴で、Microsoft SQL Serverを利用した.NETベースの製品となる。メインターゲットとなるのは、中堅企業向けのERP市場で、流通・製造・サービスなどすべての業種が対象という。
同製品は、2004年30億円、2006年150億円、2008年300億円を販売目標としており、2008年には20%のシェア獲得を目指すとのこと。
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URL
インフォコム株式会社
http://www.infocom.co.jp/
インフォベック株式会社
http://www.infovec.co.jp/
プレスリリース(インフォコム)
http://www.infocom.co.jp/cone_new_jp/info/press/2003/p03101601.html
( 石井 一志 )
2003/10/16 18:31
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