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情報セキュリティ監査を浸透させるNPO「日本セキュリティ監査協会」が発足


情報セキュリティ監査における同協会の位置付け

会長の土居範久氏
 経済産業省による「情報セキュリティ監査制度」が4月1日に施行されたのに伴い、この制度を浸透させていくための運営体として、「特定非営利活動法人 日本セキュリティ監査協会」が10月16日に設立された。

 情報セキュリティ監査は、企業や政府などの情報セキュリティ対策について、独立かつ専門的知識を有する専門家が、客観的に評価を行うことで、適切な情報セキュリティ対策が行われていることを保証するもの。これを実現するためには、標準的な監査手法や監査技術を確立し、監査の質が一定水準以上であることを担保する仕組みが必要となる。

 「日本セキュリティ監査協会」は、このような背景のもと、監査企業や監査人、一般企業や団体などの内部監査実施部門によって、「公正かつ公平な情報セキュリティ監査」の確立と普及・浸透を目的として設立された。主な活動内容として、「情報セキュリティ監査制度の普及促進」「情報セキュリティ監査の質の向上」「情報セキュリティ監査制度の研究」「相談窓口の開設」「審査委員会の設置」の5項目が挙げられている。

 会長の中央大学教授・慶應義塾大学名誉教授の土居範久氏は、「情報セキュリティ監査を着実に浸透させることが、この協会の最大のテーマ」と語った。

 なお、同協会では、情報セキュリティ監査人向け教育セミナーを東京と大阪で実施する予定。



URL
  日本セキュリティ監査協会(10月17日より開設)
  http://www.jasa.jp/


( 福浦 一広 )
2003/10/16 20:55

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