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米CitrixテンプルトンCEO、「増大するアプリケーションインフラにMetaFrameは有効」 |
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～iForum 2003 Japan
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シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社主催による、iForum 2003 Japanが11月18日に開催された。同社はターミナルサーバーソフトの「MetaFrame」などを提供しており、今回のiForumでは最新版のスイート製品「MetaFrame Access Suite」や各種導入事例などが紹介された。基調講演には、米CitrixのCEO兼社長のマーク・テンプルトン氏、米CitrixのCTO兼上級副社長のボブ・クルーガー氏、コーポレートデベロップメント担当上級副社長のディビッド・ジョーンズ氏など、米Citrixの幹部が出席した。
引き続き、同氏はアプリケーションインフラについて、「プラットフォーム、アプリケーション、ベンダーの3つの要因により、アプリケーションインフラは複雑化する」と説明。「60年代はベンダーの数が少なく、情報へのアクセス方法もホストコンピュータに端末からつないで利用する程度だった。それが80年代にはパソコンが普及することで、プラットフォームやアプリケーション、ベンダーがそれぞれ爆発的に増加し、複雑化し始めた。そして、90年代後半になるとインターネットの時代になり、企業はインフラに投資するようになり新しい技術がどんどん導入された。こうしたプロセスは終わりを知らないモデルである」とし、アプリケーションインフラの複雑化が今後ますます進むと指摘した。 こうした現状に対し、企業は「ITの集中・統合などを行うことで複雑性やコストをコントロールしようとしている。しかし、利用する側からは、さらなるモビリティやリアルタイムでのアクセスが求められている」とし、「インフラ側は、こうしたリクエストを受け、さまざまなルールを構築するなどして解決せざるを得ない。結果、対応策は複雑化し、ITの柔軟性は失われ、コストの増大につながる」と述べた。
このアクセスストラテジーの不変の法則として、同氏は「第一に、ユーザーにとってアクセスする場所による差異がないようにすることを保証すること。第二に、そのアクセス方法には、拡張性と冗長性がなければならないこと。第三に、セキュリティを保証すること。第四は、技術的に継続性を持たせること。そして最後に総合的に計測が可能であること」と説明。「これらが存在するからこそ、われわれの製品を将来に向けて進化していける」と同社の製品の優位性を述べた。同氏はまた、アクセスストラテジーを行うことで、ITの集中化、ビジネスの継続性などさまざまなものに対応できるとしている。 同氏はまとめとして、「アプリケーションのインフラはどんどん大きくなる。またそれを用いるシナリオも複雑になる。この問題解決にアクセスストラテジーを活かしてほしい」と締めくくった。 基調講演では、日本語化を進めている新製品「Citrix MetaFrame Access Suite」も紹介された。MetaFrame Access Suiteは、同社のMetaframe XPを基盤とする製品群で、MetaFrame Presentation Serverを中心に、MetaFrame Secure Access Manager、MetaFrame Password Manager、MetaFrame Conferencing Managerからなる。また、開発途中の日本語版のMetaFrame Access Suiteのデモも行われた。
■ ＵＲＬ シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 http://www.citrix.co.jp/ iForum 2003 Japan http://www.iforum.citrix.co.jp/
（ 福浦 一広 ）
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