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NEC、IT・ネットワーク統合ソリューションを支えるハードウェアの新ブランドを発表


NEC 執行役員 山本 正彦氏

UNIVERGEの概念
 日本電気株式会社(以下、NEC)は11月27日、同社の「IT・ネットワーク統合ソリューション」を支える製品として、「UNIVERGE(ユニバージュ)」ファミリを確立したと発表した。またその第1弾として、モバイルIPソリューション「UNIVERGE MB1000シリーズ」も併せて発表された。MB1000は、12月11日から順次出荷が開始される予定。

 同社では、機器から出発してビジネスを構築してきた従来のやり方を改め、マーケット指向のニーズをとらえたビジネスへと変革する中で、IT領域とネットワーク領域の融合を進めてきた。その底を下支えするハードウェア製品としてリリースされたものが今回のUNIVERGEとなる。同社の執行役員、山本 正彦氏によれば「以前もその2つをつなぐ商品というものは存在したが、単につなぐだけで終わっていた。今回は、本当に使えるものを目指し、全社的に取り組んでいる」とのこと。

 UNIVERGEでは、Web会議システムやユニファイドメッセージシステム、各種業務システムなどとの連携を図ることで、企業間・企業内の効率的、効果的な業務連携を可能にし、生産性向上や競争力強化を実現するという。さらに、システム更新の自動化や運用管理の統合などにより、TCOの削減を目指す。

 今回UNIVERGEファミリとして発表されたのは、1)VoIPサーバー「UNIVERGE SVシリーズ」、2)高速アクセスルータ「UNIVERGE IXシリーズ」、3)マルチレイヤスイッチ「UNIVERGE IPシリーズ」、4)無線LAN「UNIVERGE WLシリーズ」、5)ネットワークサーバー「UNIVERGE iExpress5800シリーズ」と、新製品である6)モバイルIPシステム「UNIVERGE MBシリーズ」、の6種類。10月29日に発表された4)と今回の6)は最初からUNIVERGEブランドで発売されるが、それ以外のシリーズについてはすでに販売されている製品を、2003年度下期に順次、同ブランドへ切り替えていく。また山本氏は「ネットワーク系の製品は、できる限りUNIVERGEブランドに含めていきたい」と述べ、今後もラインアップ拡張を行うことを表明した。NECでは、日本をはじめとして、北米やアジアなどへグローバルに同ブランドを展開していく考えで、今後3年間に全世界で12万台の販売を目標としている。


自宅でも、ホットスポットでも、オフィスと同等の業務を行える「MB1000」

MB1000のRoaming Gateway(大規模モデル用)

MB1000の活用事例
 MBシリーズは、社外や社内の会議室など、自分のオフィス以外の場所からでもセキュアな業務活動を行うことができるように、というコンセプトで開発されたもの。今回発表された「MB1000」は、アプライアンスサーバー「Roaming Gateway」と、「Roaming Server」「Roaming Client」という2つのソフトウェアで構成される。同製品を利用することで、ユーザーは自宅やホットスポットなどから社内へアクセスした場合、オフィスと同等の業務が行えるようになる。また、オフィスから帰宅して通信を行うような場合でも、クライアントソフトであるRoaming Clientが自動的に設定を切り替えるため、その都度設定をし直す必要はないという。セキュリティ面では、IPSec VPNを利用することで安全性の確保を行う。

 同製品には対象となるネットワークの規模に応じて2モデルがラインアップ。小・中規模モデルは同時接続200クライアントまで、大規模モデルは同1,000クライアントまで対応する。対応OSは、Roaming ServerがWindows Server 2003/2000 ServerとWindows XP Professional/2000 Professional、Roaming ClientがWindows 2000/XPとPocket PC(対応予定)。価格は小・中規模モデルが128万円から、大規模モデルが240万円から。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0311/2702.html


( 石井 一志 )
2003/11/27 20:24

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