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サイボウズ高須賀氏「使いやすく高品質なソフトウェアづくりを目指す」

~サイボウズDay 2003 キーノートスピーチ

サイボウズ株式会社 代表取締役社長 高須賀 宣氏
 サイボウズ株式会社は12月10日、同社では初めてとなる大規模セミナー「サイボウズDay 2003」を開催し、同社代表取締役社長の高須賀 宣氏がキーノートスピーチを行った。

 同社製品は、グループウェアを中心に18,000社、150万人に利用されていることに感謝を述べた後、同氏は企業としてのサイボウズの業界における存在意義として2つのポイントを掲げた。

 そのひとつは「大衆化」。同氏は「従来の企業向けソフトウェアの問題は、組織としてのニーズと現場の個人のニーズが一致していない部分があったこと」と述べ、「企業ユーザーに限らず、だれでも簡単に使え、現場で働く個人の便利さを追求し、かつ組織の総和につながるシステムが必要」と語った。

 もうひとつは「高品質」。同氏は「ソフトウェア業界には壊れても仕方がない、という風潮がまだ残っている」とした上で「まだまだ努力できる部分が残っているのではないか」と語った。また同社の製品について「最初は小規模システムでの利用がほとんどだったが、いま大規模で堅牢なシステムに移りつつある」と述べ、今後も「さらに品質保証を進める」とした。同社ではコーディングと品質管理に同程度の人数を割いているとのことだ。そして「日本企業の誇りの部分である“モノづくりの姿”のソフトウェア業界での実現を目指す」と語った。


 本日講演の行われた壇上には、「サイボウズ Office」のイメージキャラクター「明和電機」の等身大POPをはじめ、「サイボウズ ガルーン」のヒョウ、自社の社内システムを商品化した「サイボウズ デヂエ」の電球、これも自社で運用している「メールワイズ」の山羊が並んだ。高須賀氏によれば「もともと大阪の会社なので」とのことで、ガルーンは鳴き声のイメージからヒョウがキャラクターに選ばれたとのことだ。また愛媛県出身である高須賀氏は、県から「いよかん大使」に任命されており、来場者には伊予柑の配布も行われていた。



URL
  サイボウズ株式会社
  http://cybozu.jp/
  サイボウズDay 2003
  http://cybozu.jp/ced/


( 岩崎 宰守 )
2003/12/11 00:02

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